バム・アデバヨが考えるヒートがNBAファイナルで勝てなかった理由とは?「怪我と疲労」
プレイイントーナメントを勝ち抜いてNBAプレイオフに進出したマイアミ・ヒートは、ファーストラウンドでミルウォーキー・バックスを4勝1敗で下すと、カンファレンスセミファイナルでニューヨーク・ニックスを4勝2敗で、カンファレンスファイナルでボストン・セルティックスを4勝3敗で下し、NBAファイナル進出を果たした。
驚異的な快進撃を見せたヒートにNBAチャンピオンを期待していたファンは少なくなかっただろう。
だが、NBAファイナル第2戦を終えた時点で1勝1敗だったが、その後3連敗を喫し、NBAタイトルには手が届かなかった。
先発ビッグマンのバム・アデバヨによると、ヒートがNBAファイナルを制すことができなかったのは選手たちの怪我と疲労が原因だったという。アデバヨのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
2022-23シーズンは最も怪我が多かったシーズンのひとつだったから、手が届かなかったのだと思う。
シーズンを通して浮き沈みがあった。
その中で、疲労も原因だったと思う。
昨季のヒートはレギュラーシーズン中にジミー・バトラーやタイラー・ヒーローなど主力選手たちが怪我による離脱を強いられると、NBAプレイオフではヒーローとビクター・オラディポが怪我により離脱。
さらにバトラーとゲイブ・ビンセントもNBAプレイオフ中に足首を怪我し、1試合を欠場。
また、セルティックスとのシリーズが第7戦までもつれたため、ヒートは疲労が抜けきらない状態でNBAファイナルを迎えなければならなかった。
もしセルティックスとのシリーズを早く終わらせることができていれば、結果は違っていたのかもしれない。
だが、ヒートの選手たちにとっては良い経験と学びのシーズンになったことだろう。
なお、アデバヨのNBAプレイオフ各シリーズのスタッツは以下の通りとなっている。
– | MIL | NYK | BOS | DEN |
---|---|---|---|---|
G | 5 | 6 | 7 | 5 |
MP | 31.5 | 37.9 | 36.6 | 41.7 |
PTS | 17.4 | 18.7 | 14.9 | 21.8 |
TRB | 8.6 | 9.7 | 9.1 | 12.4 |
AST | 5.0 | 2.2 | 4.4 | 3.2 |
STL | 1.6 | 0.7 | 0.9 | 0.4 |
BLK | 0.6 | 0.7 | 0.6 | 0.8 |
TO | 3.4 | 2.0 | 3.0 | 2.4 |
FG% | 46.3% | 52.9% | 48.2% | 45.5% |
3P% | 0% | 0% | – | 0% |
FT% | 81.3% | 81.5% | 77.4% | 90.5% |