NBAで問題になっていることのひとつが、選手たちに対する負荷を軽減するための策「ロードマネジメント」だ。

ロードマネジメントには選手たちの怪我や疲労のリスクを抑えられるというメリットがある一方で、チケットを購入して観戦に訪れたファンにとっては、お気に入りの選手のプレイを見られないというデメリットがある。

NBAを代表するスーパースターのステフィン・カリーは先日、ロードマネジメントの恩恵を受けていることを明かしたが、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨはファンの立場からロードマネジメントを見ているようだ。

ステフィン・カリー「ロードマネジメントが議論されていることは知っている」

アデバヨはロードマネジメントについて次のように指摘。fadeawayworld.netが伝えている。

多くの選手がロードマネジメントにより座って観戦している。

僕はそれにうんざりだ。

なぜなら、選手のプレイを見たいと思って来てくれている子供や親がたくさんいるからね。

親たちは子供をスタンドで観戦させるために懸命に働いてチケットを購入したのかもしれない。

そして、選手がプレイしないことを知ると、がっかりする。

選手たちは「あれやこれに備えるためにロードマネジメントしなければならない」という感じだ。

子供の頃、コービー・ブライアントのプレイを見るためなら有り金すべてを使っただろう。

多くの子どもたちもそう考えるだろうね。

だから、僕はこのリーグでそれが気に入らないんだ。

NBAゲームのチケットは高騰しており、楽に購入できるものではなくなりつつあるという。

スケジュールの緩和やレギュラーシーズンの試合数を削減しない限り、ロードマネジメントがなくなることはないだろう。

だが、NBAはインシーズントーナメントを導入するなどし、強度が高い試合を増やしている。

NBAもロードマネジメントの問題は認識しているというが、果たして今後どのように取り組むのだろうか？