スティーブン・アダムス「僕にNBA選手になる夢はなかった」

メンフィス・グリズリーズのスティーブン・アダムスは、NBAを代表するスター選手ではない。
だが、チームにとって絶対に欠かすことができず、仲間たちからリスペクトされている選手のひとりだ。
そのアダムスが大学からNBAへの道のりを振り返った模様。
アダムスによると、ピッツバーグ大学時代はNBA選手になるという夢を持っていなかったという。アダムスのコメントをtalkbasket.netが伝えている。
僕にはNBA選手になるとか、そういった夢はなかった。
ただバスケットボールをプレイしていたら、ある男が僕に奨学金を申し出てくれた。
当時の僕は「素敵だ。素晴らしい」と思ったものだ。
僕にとっては、それが大学での絶頂期だった。
それからNBAドラフトにエントリーした。
ピッツバーグでは平均6得点、6リバウンドだったが、全体12位で指名された、
最高だったよ。
ロッタリーピックの中で最高の6得点、6リバウンドだ。
(リック・)カーライルだけが、僕に対して残酷なまでに正直だった。
彼は「君は平均6得点、6リバウンドだ。なぜ大学を出たんだ?」という感じさ。
NBAドラフトで指名されるとは思ってもみなかった。
正直言うと、NBAデビューするなんてまったく思っていなかった。
ただエントリーし、受けられるワークアウトすべてに参加しただけだ。
アダムスはオクラホマシティ・サンダーでのルーキーシーズンに平均3.3得点、4.1リバウンドを記録した。
その後は恵まれたフィジカルの強さを活かし、インサイドで存在感を発揮し続けている。
アダムスは決して派手なNBA選手ではない。
だが、バスケットボールに真摯に向き合うアダムスは、ファンやチームメイトたちからますます尊敬されることだろう。
なお、アダムスの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
| – | 2022-23 | NBAキャリア |
|---|---|---|
| G | 42 | 706 |
| MP | 27.0 | 26.8 |
| PTS | 8.6 | 9.2 |
| TRB | 11.5 (キャリアハイ) | 8.2 |
| AST | 2.3 | 1.5 |
| STL | 0.9 | 0.9 |
| BLK | 1.1 | 1.0 |
| TO | 1.9 | 1.5 |
| FG% | 59.7% | 58.7% |
| 3P% | 0% | 6.7% |
| FT% | 36.4% (キャリアワースト) | 53.6% |


