古巣ブルックリン・ネッツとの対戦を迎えるカイリー・アービング「トレード要求は僕のキャリアにおいて最高の決断だった」
昨季中のトレードでダラス・マーベリックスに移籍したNBAオールスターポイントガードのカイリー・アービングが、現地27日に古巣ブルックリン・ネッツと対戦する。
アービングがマブス移籍後にネッツと対戦するのはこれが初だ。
古巣との対戦を前に、ネッツ在籍中にさまざまなことがあったアービングが、ネッツでの時間を振り返った模様。
アービングによると、ネッツにトレードを要求したのは彼のNBAキャリアの中で最高の決断だったという。アービングのコメントをThe New York Postが伝えている。
(ネッツの)組織と仲が悪かったことは一度もない。
いつものようにメディアが多くの混乱と雑音をもたらしたのだと思う。
君たち(メディア)を責めるつもりはないよ。
だが、舞台裏で何が起こっていたかは誰も知らなかった。
何が起こっているのか、実際に何が起こったのかについては、人それぞれ情報源を持っているんじゃないかな。
ただ、トレードを要求したことは僕のキャリアにおいて最高の決断だった。
僕は自分の心に平穏が必要であることを分かっていたんだ。
ずっと荒れていた。
COVIDの後、あの場所で起こった状況の後、僕にはコントロールできない状態になってしまった。
責任を押し付けるようなゲームはしたくなかった。
僕はメディアインタビューの時に、舞台裏でネッツに軽視されたことが何度かあったと言った。
組織で働いているならどこでも起こり得ることであり、それを公の場に出すことは普通ではあり得ない。
だが、僕の場合は火種になってしまうんだ。
結局のところ、皆は僕の名前を使って信用を得たいと思っているのさ。
僕への批判については、コート上に留める限り、チームの成功を踏まえて判断する限り、人間としての僕を深く掘り下げない限り、フェアだと思う。
僕はこのビジネスで僕の人間性を見せたくない。
なぜなら、僕について僕が同意できないようなめちゃくちゃなことを記事にされるからね。
また、ニューヨーク州とテキサス州でCOVIDへの対応が違ったことについて指摘されたアービングは、笑いながら次のように語ったという。
ブルックリンは僕を放出すべきだった(笑)
そうすれば、皆にとって物事はもっと簡単に進んでいただろうね。
ただ、それは結果論だ。
ネッツ時代のアービングはワクチン接種拒否にはじまり、反ユダヤ主義の思想に満ちた映画をSNS上でシェアしたりするなど、さまざまな問題が報じられた。
ネッツでの時間は決して成功と言えないだろうが、アービングはマブスに満足し、今はバスケットボールに集中しているに違いない。