NBAがラメロ・ボールにタトゥーを隠すよう命じる
シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールは、先日のマイアミ・ヒート戦から左耳の下にシールのような物を貼り、タトゥーを隠している。
NBAでタトゥーが禁じられているわけではないが、なぜボールはタトゥーを隠してプレイしているのだろうか?
その理由は、タトゥーのデザインにあるようだ。
ESPNによると、NBAはボールのタトゥーのデザインに営利目的があると判断し、ボールに左耳の下のタトゥーを隠してプレイするよう要求したという。
NBAが問題視しているのは、ファッションブランド「ラフランス」の略称「LF」の文字のタトゥーだ。
ラフランスはボールのファッションブランドであり、NBAでは商業目的があるロゴなどのタトゥーを露出することを禁じている。
NBAとボールは過去数週間にわたって話し合い、ボールは「LFは僕のミドルネームと叔父のミドルネームを表現したもの。ラフランスを始める前からLFのイニシャルを使っている」と主張。
また、ボールのエージェントはNBAに対し、「過去に何人かの選手がジョーダンブランド、ミシュラン、ワーナー・ブラザースの企業ロゴと思われるものを身体につけていた」と主張したが、NBAは「彼らはそれらの企業とスポンサー契約を結んでいなかった」と一蹴したと報じられている。
なお、NBAは2018年にボール家長男のロンゾ・ボールに対し、ビッグボーラーブランドのタトゥーを隠すよう命じた経緯がある。
NBAの広報担当のティム・フランクは、ボールのタトゥーについて次のような声明をリリースした。
CBAにより、選手が身体や髪につけた商業ロゴや企業の記章を試合中に露出することは禁止されている。
我々はこのルールに基づいて対処しようと努めている。
また、非営利的な目的で自己表現しようとする選手たちの努力も考慮している。
ラメロ・ボールの首のタトゥーは明確なルール違反であり、彼はそれを隠さなければならない。