ヒューストン・ロケッツは現在6勝6敗と、NBAプレイオフ復帰の可能性を感じさせる戦いを見せている。

ロケッツはNBA屈指のディフェンダーであるディロン・ブルックスが加わったことにより強力なディフェンシブチームに生まれ変わったわけだが、ブルックスを失ったメンフィス・グリズリーズは現在3勝10敗と低迷。

ブルックスは明日の古巣グリズリーズとの初対戦を前に、次のようにコメントしたという。thescore.comが伝えている。

今の彼らを見てもらえれば分かると思うが、彼らには威勢がない。

僕たちには威勢がある。

僕たちはアイデンティティを築いている。

すべての試合でそれをますます示している。

それこそ僕が仲間たちに求めていることだ。

コートにいる全員にそうしてもらいたい。

最高のバスケットボールをプレイしてもらいたいんだ。

僕は（グリズリーズにとって）昔付き合っていたガールフレンドのようなものさ。

失うまでどれほど素晴らしいか分からないんだ。

過去のことは気にしていない。

僕は仲間たちと一緒に未来を築くためにここにいる。

ここに4年間いるし、その先もいるかもしれない。

ロケッツをプレイオフに復帰させたい。

ロケッツを最高のチームのひとつにしたいんだ。

ブルックスは過激な言動が災いし、グリズリーズから再契約を拒否された。

当時のブルックスには「もうNBAではプレイできない」などといった批判や嘲笑が相次いでいたものの、ロケッツはブルックスに4年契約をオファー。

ブルックスにとってロケッツからのオファーはまさに救いの手だったと言えるだろう。

ブルックスは彼を拾ってくれたロケッツを勝利のチームに生まれ変わらせるためにあらゆる手を尽くすに違いない。

なお、グリズリーズの選手たちはブルックスの発言を受け、次のように反応している。

デズモンド・ベイン：
「彼の発言は何も見ていない」

テイラー・ジェンキンスHC：
「彼がシーズン序盤に成功しているのを僕も嬉しく思う」

ジャレン・ジャクソンJr：
「彼と対戦したい。ディロンとは5年間トラッシュトークしてきたんだ。素晴らしい試合になるだろう」