NBAのラスト2分間レポートでレブロン・ジェイムスの2P判定は「正しいコール」

ロサンゼルス・レイカーズのNBAオールスター、レブロン・ジェイムスは、現地30日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦の最終盤に同点に追いつく3ポイントを決めた。
だが、レフェリーはジェイムスの足が3ポイントラインに触れていたと判断し、2ポイントと判定。
その後のリプレイセンターでのレビューでは「ビデオレビューの結果、2ポイントを3ポイントに覆すだけの明確で決定的な証拠がなかった」となったが、NBAオフィシャルも2ポイントの判定が正しかったと結論づけたようだ。
NBAオフィシャルは現地31日にラスト2分間レポートを発表。
ジェイムスのプレイについては、オフィシャルの判定が「正しいコール」とした。
当初、コートにいたレフェリーが2ポイントシュートと判定した。
NBAリプレイセンターで精査したところ、コート上での判定が間違っていることを示す明確かつ決定的な視覚的証拠はなかった。
つまり判定を覆す根拠がなかった。
ジェイムスがジャンプするためにかかとを上げた時、リプレイでは右足が前方に転がり、シューズのつま先が3ポイントラインに触れていたことが示されていた。
選手はボールが放たれるまで3ポイントラインに触れることはできない。
ただし、ラスト2分間レポートには2つのミスコールがあったと記されている。
1つ目は残り55.0秒のルディ・ゴベアのプレイだ。
アンソニー・デイビスにマッチアップされたアンソニー・エドワーズがドライブを試みようとした時、ゴベアはオースティン・リーブスの手首を掴み、ヘルプに行くのを阻止しようとした。
レフェリーはファウルをコールしなかったが、ラスト2分間レポートには「ゴベアのオフェンシブファウル」と記載されている。
2つ目はその直後のプレイで起こった。
リバウンドを奪ったレイカーズはジェイムスがドライブでコートを駆け上がり、ジャレッド・バンダービルトにパス。
バンダービルトはウルブズの2選手に囲まれながらレイアップを試みたものの、決めることができなかった。
だが、ラスト2分間レポートには、「カール・アンソニー・タウンズがリングに触れていた」とし、「ゴールテンディング」がコールされるべきだったと記載されている。
もしゴールテンディングがコールされていればレイカーズは2点差に追い上げていたため、試合は違う結果になっていたかもしれない。
なお、ラスト2分間レポートの中では、その他のプレイについてはすべて「コレクトコール(正しいコール)」もしくは「コレクトノンコール(コールしないのが正しいコール)」と記載され、レフェリーにミスがなかったことが示されている。