ニコラ・ヨキッチがNBAの各賞の受賞条件65試合以上出場について「気に入らない」
NBAは今季からMVPなど各賞の受賞について、「レギュラーシーズン65試合以上に出場すること」を条件に設定した。
だが、出場試合数の条件に不満を持っているNBA選手は少なくない。
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチも、NBAが定めた受賞条件に不満を感じているようだ。
ヨキッチによると、受賞条件が選手たちにプレッシャーをかけており、それによってフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが大怪我を負った可能性が高いという。
ヨキッチはレギュラーシーズン65試合以上出場という受賞条件について、次のように指摘。hoopsrumors.comが伝えている。
僕たちはジョエルに何が起こったのかを見たはずだ。
僕はそれ(レギュラーシーズン65試合以上出場の受賞条件)が気に入らない。
もし何かを達成したいなら、たとえ怪我していてもコートに出てプレイしなければならないんだ。
一方、NBAコミッショナーのアダム・シルバーによると、レギュラーシーズン65試合以上出場という受賞条件を設けたことにより、選手の出場試合数は増加し、かつ怪我で離脱する選手は減少しているという。
エンビードは今季のMVP最有力候補だったが、半月板の断裂により長期離脱を強いられ、受賞資格を失ってしまった。
このような状況を受け、NBAがオフシーズン中にどのような議論を交わすのか注目が集まるところだ。
なお、シルバーはレギュラーシーズン65試合以上出場の受賞条件について、次のように語っている。
今のところ、効果がないと言い切ることはできない。
今季は選手たちの出場試合数が増加している。
一方で、興味深いことに怪我の数は減少している。
このデータに意味があるかはまだ分からない。
このルールについてさらなる検討を重ねる場合、少なくとも1シーズンが経過してからになるだろう。