カイリー・アービングがデレック・ライブリーⅡに送ったアドバイスとは?「ファウルさせてやれ」
ダラス・マーベリックスは現地11日に行われたオクラホマシティ・サンダーとのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第3戦を制し、シリーズを2勝1敗とした。
この日はPJ・ワシントンが27得点、ルカ・ドンチッチが22得点、15リバウンド、カイリー・アービングが22得点、7アシストを記録し、勝利に貢献。
また、終盤にハック作戦を仕掛けられたデレック・ライブリーⅡがフリースロー12本中8本(成功率66.7%)を決めたことも、勝利につながったと言えるだろう。
ファウルを仕掛けようとするチェット・ホルムグレンからライブリーⅡが逃げ回る様子が話題となっているが、アービングは試合後、ライブリーⅡが逃げ回ったシーンについて質問されると、次のように答えたという。clutchpoints.comが伝えている。
試合が終わるまで彼が走り回っていたことは知らなかった。
試合後に映像を見るまで知らなかった。
ベンチに戻った時、僕は彼にこう伝えたんだ。
「彼らにファウルさせてやれ。受け入れ、称賛として受け止め、フリースローラインに立ち、フリースローを決めてやれ。僕たちは君を信じている。君が何度も練習してきたことを知っている」とね。
彼はルーキーだが、落ち着いてこなしたんじゃないかな。
彼が決めても外しても、僕たちにとって良いチャンスだと思っていたんだ。
僕たちがハーフコートバスケットボールをプレイすることを彼らは望んでいない。
だから、ハック・ア・デレック・ライブリーを仕掛けてきた。
今夜はそれが僕たちに有利に働いた。
彼には自信を持ってラインに立ち、シュートを撃ってほしい。
ライブリーⅡは試合残り数分間でフリースローを4本放ち、すべて決めてみせた。
アービングのアドバイスが効いたかどうかは分からないが、少なくともレギュラーシーズンでフリースロー成功率50.6%にとどまっているライブリーⅡにとって自信につながるフリースローになったに違いない。
なお、ライブリーⅡのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナルのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 |
---|---|---|---|
MP | 13 | 20 | 27 |
PTS | 2 | 2 | 12 |
TRB | 4 | 4 | 8 |
AST | 1 | 1 | 1 |
STL | 0 | 0 | 0 |
BLK | 0 | 1 | 0 |
TO | 2 | 1 | 1 |
FG% | 33.3% (1/3) | 14.3% (1/7) | 28.6% (2/7) |
3P% | – | – | – |
FT% | – | – | 66.7% (8/12) |
+/- | -13 | +18 | +16 |