元NBA選手アンドレイ・キリレンコが偽コロンビア代表の参加について「我々が不正な手段を取るとでも?」
ロシアは先日、ベネズエラ代表とコロンビア代表を招待して親善トーナメントを開催した。
全部で4チームが参加したというが、大会を進めていくうちにコロンビア代表が偽物だったことが明らかになった。
元NBA選手でロシアのバスケットボール連盟会長を務めるアンドレイ・キリレンコは、偽のコロンビア代表が参加したことについて次のようにコメントしたという。basketnews.comが伝えている。
100点差で勝てるチームを連れてきて、誰かを欺いたりするつもりはまったくなかった。
このチームとの最初の試合が終わった時、このチームが大会のレベルに見合っていないことが明らかになった。
連盟間のやり取りにはスタンダードな手続きがある。
連絡先はFIBAのオフィシャルウェブサイトで見つけることができる。
我々が不正な手段を取るとでも?
我々は同じ手順でベネズエラ代表チームも招待し、ベネズエラのバスケットボール連盟の幹部はここに来たんだ。
COPA DE LA AMISTAD FONBET (🇷🇺 RUSIA)
— Eduardo Higuera Redondo (@eduarhiguera) August 22, 2024
El equipo COLOMBIA 🇨🇴 que participa en PERM-RUSIA volvió a perder hoy 57-108 contra VENEZUELA 🇻🇪, ayer perdió 155-53 contra el PARMA 🇷🇺. pic.twitter.com/lm8IgcOiOR
偽のコロンビア代表は明らかにレベルが低く、ロシアのBCパルマとの試合では第1Qでわずか2点にとどまり、最終的に53-155で大敗した。
一方、コロンビアのバスケットボール連盟は偽の代表チームを非難し、偽チームに対してロゴと名称を無断で使用としたとして法的措置を取るという。
今回の問題を仕組んだのは、ロジアに留学しているコロンビア人の25歳の学生だった。
彼はコロンビアのバスケットボール連盟のメールアドレスを乗っ取った可能性が高いとされているが、まだ全貌は明らかになっていない。
いずれにせよ、今回の問題によりチェック体制のさらなる強化が求められることになりそうだ。
なお、首謀者の学生はロシアのカザンを本拠地とする3×3リーグの最下部3部リーグでプレイしていたが、所属するチームはここ3試合で2敗にとどまり、チームの平均得点はわずか2点だったと報じられている。