パトリック・ユーイングが批判発言のチャールズ・オークリーに大人の対応
1990年代のNBAは、”バスケットボールの神様”マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが支配した。
当時のブルズは圧倒的な強さを誇り、対戦チームに悪夢をもたらしたが、ブルズに苦汁をなめさせられ続けたチームのひとつがニューヨーク・ニックスだ。
タレントを十分に揃えながらもタイトルには手が届かなかったニックス。
当時ニックスの主力のひとりだったチャールズ・オークリーは以前、1990年代のニックスが成功できなかった理由に、消極的なプレイを見せたパトリック・ユーイングを挙げた。
だが、元チームメイトから批判の目を向けられたとしても、元チームメイトに対するユーイングの愛が変わることはないようだ。
ユーイングはオークリーからの批判について次のように反応。the New York Postが伝えている。
チャールズの発言について言うことは何もないよ。
彼は私の最高のチームメイトのひとりさ。
我々はたくさんの戦いを共に経験したし、ブルズと何度も戦った。
誰にだって自分の意見を言う権利があるんだ。
チャールズ・オークリーのことは大好きだよ。
私は今でも彼のことを友人として見ている。
だが、思っていることや言いたいことを口にする資格はみんなにあるんだ。
ニックスの元ヘッドコーチであるジェフ・バン・ガンディもユーイングを擁護する事態に発展したわけだが、ユーイングにとってはかけがえのない時間だったのだろう。
一方のオークリーにとっては後悔の時間だったのかもしれない。
なお、1988-89シーズンから1995-96シーズンのプレイオフにおけるニックス対ブルズの結果は以下のとおりだ。
1988-89 | カンファレンスセミファイナル | 4勝2敗でブルズ勝利 |
1990-91 | ファーストラウンド | 3勝0敗でブルズ勝利 |
1991-92 | カンファレンスセミファイナル | 4勝3敗でブルズ勝利 |
1992-93 | カンファレンスファイナル | 4勝2敗でブルズ勝利 |
1993-94 | カンファレンスセミファイナル | 4勝3敗でニックス勝利 |
1995-96 | カンファレンスセミファイナル | 4勝1敗でブルズ勝利 |
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