ケビン・マクヘイルの解雇理由はジェイムス・ハーデンをベンチに下げたこと?
ジェイムス・ハーデン擁するヒューストン・ロケッツは、2014-15シーズンのカンファレンスセミファイナルでロサンゼルス・クリッパーズと対戦し、4勝3敗で勝利した。
1勝3敗と追い詰められながらもその後3連勝し、劇的勝利を収めたロケッツ。
このシリーズで話題を呼んだのが、当時の指揮官であるケビン・マクヘイルがシリーズ第6戦の終盤にジェイムス・ハーデンをベンチに下げたことだ。
シーズン途中に加わったジョシュ・スミスなどベンチプレイヤーが覚醒したことが大きな要因だと思われるが、マクヘイルの起用は功を奏したと言えるだろう。
だが翌シーズン、ロケッツはわずか11試合を終えた時点でマクヘイルを解雇。
スミスによると、クリッパーズとのカンファレンスセミファイナル第6戦でハーデンをベンチに下げたことが解雇の大きな要因だったという。
スミスは当時を振り返り、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
ジェイムスはベストのプレイをしていなかった。
ただ、彼を助けるのは我々次第だった。
マクヘイルはベンチメンバーを出した。
僕や(コーリー・)ブリュワー、トレバー・アリーザ、ジェイソン・テリー、そしてドワイト(・ハワード)。
彼ら(ロケッツ)はジェイムスをベンチに下げた。
彼が解雇された理由はおそらくそれだろうね。
僕はそう信じている。
このシーズンのハーデンはMVPクラスのパフォーマンスを見せていた。
だが、クリッパーズとのカンファレンスセミファイナル第6戦ではFG20本中5本と精細を欠き、ロケッツを勝利に導くプレイができなかった。
では、もしハーデンを出し続け、ロケッツが敗れたとしたら、ロケッツはマクヘイルを解雇しなかったのだろうか?
いずれにせよ、組織内におけるハーデンの力がそれほど大きいということなのかもしれない。
なお、ハーデンのクリッパーズとのカンファレンスセミファイナル第6戦の主なスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 第4戦 | 第5戦 | 第6戦 | 第7戦 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出場時間 | 37:00 | 35:03 | 36:25 | 32:28 | 42:52 | 29:56 | 43:08 |
得点 | 20 | 32 | 25 | 21 | 26 | 23 | 31 |
リバウンド | 5 | 3 | 3 | 8 | 11 | 2 | 7 |
アシスト | 12 | 7 | 11 | 6 | 10 | 3 | 8 |
スティール | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ターンオーバー | 9 | 7 | 5 | 1 | 5 | 1 | 7 |
FG | 6/13 | 7/17 | 8/16 | 5/12 | 9/20 | 5/20 | 7/20 |
FG成功率 | 46.2% | 41.2% | 50.0% | 41.7% | 45.0% | 25.0% | 35.0% |
3P | 3/6 | 3/10 | 4/7 | 2/4 | 1/8 | 2/6 | 2/7 |
3P成功率 | 50.0% | 30.0% | 57.1% | 50.0% | 12.5% | 33.3% | 28.6% |
FT | 5/6 | 15/15 | 5/5 | 9/10 | 7/8 | 11/11 | 15/18 |
FT成功率 | 83.3% | 100% | 100% | 90.0% | 87.5% | 100% | 83.3% |
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