エネス・カンター「アメリカ名を取得するかも」
ポートランド・トレイルブレイザーズのエネス・カンターは、アメリカ市民権を取得すべく手続きを進めている。
トルコ出身のカンターは長年にわたって母国のエルドアン大統領体制を厳しく批判したため、トルコ政府から「クーデターを起こそうとしている」などとし、父が投獄されるなどの事態に見舞われてきた。
そのカンターが、現状について語った模様。
カンターによると、アメリカ市民権を得ることができた暁にはアメリカ名を取得したいという。カンターのコメントをclutchpoints.comが伝えている。
アメリカ名を取得しようと思っている。
ここの国民になるのはものすごく名誉あることさ。
だから、僕は「なぜアメリカ名を取得しないんだ?」という感じなんだ。
ホテルで生活しているんだ。
そのほうが安全だからね。
今も毎週のように脅迫されている。
だが、アメリカは僕を保護するという素晴らしい仕事をしてくれていると思う。
僕がボストン・セルティックスにいた時、下の階に行くと警官が僕を待っていてくれた。
僕のセキュリティチームに「彼らは何のためにいるんだ?」と聞いてみたら、「彼らは君が必要とした時のためにここにいるんだ」と言っていたんだ。
カンターによると、アメリカ市民権取得のための手続きは大変だったが、アメリカから保護してもらえているということがモチベーションになったという。
うまく進めば今年6月にはアメリカ市民権を取得できるというカンター。
来季は異なる名前でNBAゲームをプレイすることになりそうだ。
なお、カンターの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 14 | 655 |
平均出場時間 | 19.9 | 21.7 |
平均得点 | 10.1 | 11.5 |
平均リバウンド | 9.3 | 7.6 |
平均アシスト | 1.0 | 0.9 |
平均スティール | 0.6 | 0.4 |
平均ターンオーバー | 0.9 | 1.5 |
FG成功率 | 62.1% | 54.4% |
3P成功率 | – | 28.7% |
フリースロー成功率 | 82.1% | 77.6% |
コメントを残す