ブラッドリー・ビール「ここに残ったのは勝ちたいから」
NBA屈指のスコアラーであるワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、今季13試合に出場した時点で平均35.4得点と驚異的なパフォーマンスを見せている。
だが、現地27日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で47得点を記録したものの、ウィザーズは敗戦。
ビールは40得点以上を記録した10試合すべて敗れるというNBA史上初の選手となってしまった。
ウィザーズは主力の多くが離脱しており、人手不足の状況が続いているが、ビールは勝てない現状にイライラを募らせているのかもしれない。
ビールはペリカンズに敗れた後、次のようにコメント。ESPNが伝えている。
タフだ。
僕はここに座り、甘い認識を持つつもりはない。
僕たちは勝ちたいし、僕は勝ちたい。
僕がここに残留しているのは、それが理由だ。
ここなら勝てると思っていたんだ。
厳しいね。
昨季もこうだった。
多くの選手が離脱した。
ジョン(・ウォール)が離脱した。
ひどい1年だった。
今季も同じだ。
バブルの外にあるミニバブルのようなものさ。
ファンはいないし、何もない。
練習の時間もない。
本当にタフだ。
ようやくNBAゲームに必要な8人が揃い、リーグに復帰したウィザーズ。
だが、デニ・アブディアやダービス・バータンズ、八村塁、トロイ・ブラウン、イシュ・スミス、モーリツ・ワグナーといった主力陣が今も欠場中。
さらに、先発センターのトーマス・ブライアントが前十字靭帯断裂で今季全休、オフシーズン中のトレードで獲得したラッセル・ウェストブルックはバック・トゥ・バックの出場に制限がかかっている。
指揮官のスコット・ブルックスHCによると、NBAの健康と安全プロトコルがクリアとなったバータンズ、八村塁、ワグナーが次のホークス戦で復帰するという。
主力陣の復帰により状況が好転する可能性があるが、もし好転しないようであればビールはますますフラストレーションを溜め、トレードのターゲットとなるだろう。
なお、ビールの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 13 | 558 |
平均出場時間 | 35.9 | 34.6 |
平均得点 | 35.4 (キャリアハイ) | 21.3 |
平均リバウンド | 5.3 (キャリアハイ) | 4.0 |
平均アシスト | 4.9 | 4.0 |
平均スティール | 1.4 | 1.1 |
平均ターンオーバー | 3.5 | 2.3 |
FG成功率 | 48.1% | 45.3% |
3P成功率 | 36.6% | 37.9% |
フリースロー成功率 | 88.5% (キャリアハイ) | 81.0% |
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