エネス・カンター・フリーダム「レブロン・ジェイムスだけの問題ではない」
アメリカ市民権を取得したエネス・カンター・フリーダムは、ここ数週間の間にNBAレジェンドのマイケル・ジョーダンやロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムス、ブルックリン・ネッツのオーナーであるジョセフ・ツァイ、元NBA選手のジェレミー・リンを批判している。
カンター・フリーダムは以前から人種平等を声高に訴えており、中国に関して積極的に発言しないアスリートたちに不満を持っているというが、カンター・フリーダムによると、ジェイムスのような大きな影響力を持つアスリートたちには人種平等についてもっと声を上げることを期待しているという。
カンター・フリーダムはジェイムスについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
まずはこれを言わせてくれ。
レブロンは間違いなく僕たちの中で最も大きなプラットフォームを持っている。
2年前にダリル・モレーが中国のことについてツイートした時、レブロンは何も言わなかったよね。
僕は本当に心を痛めた。
だが、その後の僕はレブロンに恨みなどはない。
僕は彼が史上最高の選手のひとりかもしれないと認識している。
もしかしたら史上トップ3に入る選手かもしれないね。
僕はトップ3に入ると思っている。
コート上の彼は間違いなく悪夢だ。
だが、レブロンだけの問題ではなく、それによって利益を得ているすべての人々の問題だ。
レブロンに限らず、クリスティアーノ・ロナウドなどのアスリートは、契約書にサインする前にどんな企業なのか調べるべきだ。
ナイキがNBAの最大のスポンサーであるのは間違いない。
僕は少し知っていたが、奴隷労働者やスウェットショップ、ナイキが中国でやっていることについてリサーチすればするほど、信じられない気持ちになった。
まず第一に、何年もナイキを身に着けていたことを恥じた。
ナイキはNBAの最大のスポンサーだが、正しいことのために立ち上がらなければならないと思ったんだ。
なぜなら、僕は強制収容所にいる人々と話をしたことがあるし、どのような扱いを受けているのか直接聞いたからね。
アスリートたちが何も気にしていないとは僕は思わない。
だが、彼らがスウェットショップから何百万ドル、何千万ドルという大金を得ているのを見ると、心が痛む。
若いアスリートたちには契約書にサインする前に、その企業がどのようなことをしているのかリサーチしてもらいたい。
なぜなら、多くの人々に影響を及ぼしてしまうかもしれないからね。
最終的な目標は、彼(ジェイムス)と一緒に仕事をし、何が起こっているのかを理解することだ。
ただ彼の名前を出したり、罵倒したりするのではなく、一緒に解決方法を見つけ出すのが主な目標だ。
僕がレブロンの名前を出した時、その後の4~5試合でたくさんの選手たちから「彼の名前を出してくれてありがとう」と感謝の言葉をもらった。
たくさんの彼の元チームメイトたちが僕のところに来て、「ありがとう」と言ってくれた。
なぜなら、レブロンが彼のPRのためにやっているということを僕たち全員が知っているからね。
それは僕が言ったことではない。
彼の元チームメイトたちが言ったことだ。
彼らにそう言われた時、僕は何もコメントしなかった。
OKと言っただけさ。
僕の最大の目標は、どうすれば彼と会話して教育できるか、もしくはどうすれば彼が僕を教育してくれるかということだ。
これらの企業に責任を取らせるためにはどうすれば良いのか?
ナイキのような企業はアメリカ国内でブラック・ライブズ・マター運動のために立ち上がっている。
アジアンヘイトのためには立ち上がっていない。
彼らはラテン系のコミュニティやLGBTQのために立ち上がっている。
だが、中国のことになると10億ドルを稼ぎながらも沈黙を保ち、現代の奴隷制度を利用しているんだ。
カンター・フリーダムによると、彼自身もまだ問題をリサーチしているところであり、今後はジェイムスだけでなく他のアスリートたちにも話をしたいと考えているという。
NBAを代表するスーパースターのジェイムスと比べると、カンター・フリーダムの影響力は小さい。
そのため、カンター・フリーダムはこれからもトップアスリートたちに噛みつき、世間に問題を認識させるよう努め続けることだろう。
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と、なるとコーヒーとか飲めないな
南米ギャングが搾取してないコーヒー豆は存在しないから、コーヒーを消費することは、間接的に弱者を痛めてることになる
間接的だからNIKEを着ないことにしたと批判するなら、およそあらゆる食べ物が食えないことになるぞフリーダムさん
的を得た発言が多くなってきた
中国批判に関しては言ってること至極真当。
ただジョーダンやレブロンら黒人アスリートがブラックコミュニティにどれだけ大きな影響与えているかはまた別の話。
彼ら彼らで黒人の人権問題解決に寄与していることは事実なのは認めないと。
カンターがんばれ。