ブルックリン・ネッツは主力選手たちの相次ぐ離脱を受け、NBAオールスターガードのカイリー・アービングを復帰させることを決断した。

ネッツはこれまでの方針を転換してアービングを復帰させることにしたわけだが、ネッツのオーナーを務めるジョセフ・ツァイによると、接種の有無に関わらずネッツをNBAチャンピオンに導くために方針を転換したという。

ツァイはアービングの復帰について次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。

我々は現実的であろうとしている。

私は政治的な問題にはしたくないと常に言ってきた。

私の唯一の宗教は、試合に勝ち、チャンピオンになることだ。

ワクチン派と反ワクチン派の多くの人々が、どちらか一方のスタンスを取るように私に対して怒り狂っている。

だが、私は最初から言っている。

この件を政治的なこととして受け止めていないとね。

私はブルックリン・ネッツのNBA制覇を助けるためにやっただけさ。

そう考えている。

アービングの復帰はもうしばらく後になる見込みだが、ネッツの戦力が大幅にアップするのは間違いない。

ネッツがアービングを限定的に復帰させるのか、それともシーズンを通してプレイさせるのか分からないものの、ツァイの発言を聞く限り、今季が終わるまでプレイさせる可能性は高いと言えそうだ。

ただし、アービングはネッツのホームゲーム、およびニューヨーク・ニックスとトロント・ラプターズのロードゲームには出場できない。

つまり、状況に変化がない限り、ネッツがどちらかのチームとNBAプレイオフと対戦することになれば、アービングはそのシリーズを全休することになる。