ブルックリン・ネッツのNBAオールスターポイントガード、カイリー・アービングは、現地1月30日に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で26得点、7リバウンド、6アシストを記録し、勝利に貢献した。

だが、それまで6試合連続で30得点以上、うち2試合で40得点以上を記録していたアービングは、NBA屈指のディフェンダーとして知られるパトリック・ベバリーのディフェンスの脅威を改めて実感したのかもしれない。

アービングは試合後、ベバリーについて次のようにコメントしたという。clutchpoints.comが伝えている。

相手をイライラさせるような言葉を使う選手も中にはいる。

だが、パトリックに関して言うと、彼は僕や他の人々の闘争心を引き出してくれるし、僕はそれが楽しい。

もし彼を相手に戦うことができ、彼からスコアリングできるなら、このリーグにいるほとんどの相手からスコアリングできるんじゃないかな。

それが僕の彼へのリスペクトだ。

ベバリーは試合を通してアービングに激しく当たり、アービングもそれを楽しむかのように時折笑顔を見せていた。

一方、アービングからの称賛の言葉を聞いたベバリーは、こう反応している。

賢い男からの賢い言葉だ。

彼は究極のコンペティター。

技術のマスター、あのポジションのマスターだ。

今夜は簡単ではなかった。

だが、彼とのマッチアップは常に簡単ではない。

僕はカイリーと対戦する前日の夜は身体を休ませるようにしているんだ。

批判や嘲笑を浴びることが少なくないベバリーを心から称賛したアービングに対し、最大限の賛辞で応えたベバリー。

アスリートの鏡のようなやり取りをした彼らはこれからも互いをリスペクトしつつ、コートでは激しいバトルを繰り広げることだろう。

なお、この日のアービングとベバリーのスタッツは以下の通りとなっている。

–	K・アービング	P・ベバリー
出場時間	39	35
得点	26	5
リバウンド	7	1
アシスト	6	3
スティール	2	0
ブロック	1	0
TO	2	0
FG成功率	43.8％ （7/16）	12.5％ （1/8）
3P成功率	42.9％ （3/7）	20.0％ （1/5）
FT成功率	81.8％ （9/11）	100％ （2/2）
+/-	+10	+1