ユタ・ジャズのベテランビッグマン、ケリー・オリニクは、今季をNBAキャリアベストに迫るシーズンとしている。

残念ながらジャズはNBAプレイオフ進出を逃してしまったが、オリニク個人としては成功のシーズンだったと言えるだろう。

シーズン中には古巣ボストン・セルティックスへのトレードが噂されたオリニクは、NBAデビューしたチームへの復帰に興味を持ったものの、ジャズの一員としてプレイすることに満足しているという。

オリニクは先日、セルティックスへのトレードの噂があったことについて質問されると、次のようにコメント。heavy.comが伝えている。

僕はボストンが大好きだ。

僕は基本的にボストンで育った。

大学を出た後にプロフェッショナルキャリアをスタートさせた場所だからね。

あの都市、あの組織、あそこにいる全員については、素晴らしいことしか言えない。

ボストンに行くたびにホームに戻ってきたかのように感じる。

噂を耳にした時、素晴らしい記憶が蘇った。

あの都市には素晴らしい人々、素晴らしいファン、素晴らしい文化がある。

復帰する日が来るかもしれないね。

だが、今現在に集中しなければならない。

どこか他の場所に行くつもりはないよ。

このチーム（ジャズ）の一員になれたのは素晴らしいことだ。

ただ、いろんな噂を聞くと、心が一瞬揺らいでしまうものさ。

オリニクはNBAキャリアの大半をバックアップビッグマンとして過ごしてきたものの、ジャズではスターターに抜擢され、素晴らしいパフォーマンスを見せた。

オリニクの契約は来季限りで満了となるため、この夏もトレードの噂がつきまとうだろうが、どのNBAチームに行ったとしてもいぶし銀のプレイでチームメイトたちを支えることだろう。

なお、オリニクの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	2022-23	NBAキャリア
出場試合数	67	677
平均出場時間	28.5	22.6
平均得点	12.3	10.3
平均リバウンド	6.2	5.2
平均アシスト	3.7 （キャリアハイ）	2.2
平均スティール	0.9	0.8
平均ターンオーバー	2.4	1.6
FG成功率	49.4％	47.8％
3P成功率	38.8％	36.7％
フリースロー成功率	85.2％	79.3％