ポール・ジョージが考えるニコラ・ヨキッチがアンストッパブルな理由とは?「比較できる選手がいない」
デンバー・ナゲッツのNBAオールスタービッグマン、ニコラ・ヨキッチは今季、3度目のMVP受賞は逃してしまったものの、特にNBAプレイオフでは圧倒的なパフォーマンスを見せている。
ナゲッツがフランチャイズ初となるNBAファイナル進出を実現することができたのも、ヨキッチの働きによるところが大きいだろう。
そんな中、ロサンゼルス・クリッパーズのNBAオールスターフォワード、ポール・ジョージが、ヨキッチがアンストッパブルな選手である理由を説明した模様。
ジョージによると、NBAにはヨキッチと比較できるような選手がいないため、ヨキッチ対策を立てることができずにいるという。ジョージのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
彼のゲームは他とは違う。
彼がやっていることを振り返ってみると、彼と比較できる選手はいないよね。
だから、彼がどれほど素晴らしい才能を持っているのかを理解するのが難しいんだ。
彼がスペシャルなことは分かっているが、比較できる選手がひとりもいない。
彼のゲームはすごく基礎的であり、説明するのが難しい。
彼はすべてにカウンターで対抗してくるし、正確にやってくる。
それにタイミングが絶妙なんだ。
彼に手を伸ばしたりプッシュしたりすると、急にカウンターを食らってしまう。
そうするのは間違いであり、やってはいけないことだと理解する。
「なぜ彼を抑えることができないんだ?」
僕たちはその答えがまったく分からないんだ。
NBAプレイオフ・カンファレンスファイナルでナゲッツと対戦したロサンゼルス・レイカーズは、ヨキッチに八村塁をマッチアップさせ、ヨキッチがインサイドに攻め込んだ時にアンソニー・デイビスがヘルプで入る戦略を取り入れた。
その戦略は一定の成果を得たものの、スコアリング、パス、リバウンドと何でもありのヨキッチを完全に封じ込めることはできなかった。
NBA屈指のディフェンダーであるゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンによると、ヨキッチを完全に抑えることは不可能であり、パスかスコアリングどちらかを抑えることでしか対抗できないという。
ヨキッチ擁するナゲッツとNBAファイナルで対戦するのは、タフなディフェンダーが揃っているマイアミ・ヒート。
ファーストラウンドでヤニス・アンテトクンポに十分な仕事をさせなかったヒートは、果たしてヨキッチにどう対抗するのだろうか?
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