フィラデルフィア・セブンティシクサーズのトバイアス・ハリスは昨季、十分なパフォーマンスを見せることができなかった。

昨季の平均得点は2015-16シーズン以降ワーストとなる14.7。

そのためハリスをスケープゴートにし、「トバイアス・ハリスをトレードで放出すべき」と訴えるシクサーズファンも少なくない。

しかし、ハリスによると、シクサーズファンはハリスが貴重なNBA選手であることを理解しなければならないという。

ハリスはトレードを訴えるシクサーズファンに向け、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。

一般的なシクサーズファンは、僕をクランブルクッキーとトレードするだろうね。

だが、彼らは理解しなければならない。

3ポイントを40％近い確率で決める6フィート9インチのフォワードであり、相手チームのベストプレイヤーにマッチアップし、シュートし、ポストアップし、ドライブし、シーズン70試合以上プレイできる男だということをね。

僕たちにはチャンピオンにるために必要なタレント、適切なピース、正しい文化があると信じている。

新しいコーチと共にどんな成果を残すことができるのか楽しみにしている。

トバイアス・ハリスがシクサーズでの役割について「文句を言ったことは一度もない」

ハリスはサイズがあり、平均二桁得点が期待できる貴重なNBA選手のひとりだ。

昨季のシクサーズはジョエル・エンビード、ジェイムス・ハーデン、タイリース・マキシーを中心としたオフェンスを展開したため、ハリスのシュートアテンプト数は200本近く減少した。

新ヘッドコーチのニック・ナースはハリスをオフェンスにより巻き込むことを計画しているというが、ハリスはその期待に応え、トレードを訴える”一般的なシクサーズファン”を見返すに違いない。

なお、ハリスの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	2022-23	NBAキャリア
G	74	827
MP	32.9	31.5
PTS	14.7	16.2
TRB	5.7	6.1
AST	2.5	2.3
STL	0.9	0.8
TO	1.2	1.4
FG％	50.1％	47.8％
3P％	38.9％	36.9％
FT％	87.6％	83.1％