チェット・ホルムグレンが積極的に体重を増やさない理由とは?「より強く、よりアスレチックになることが重要」
2022年のNBAドラフト2位でオクラホマシティ・サンダーに入団したチェット・ホルムグレンは、昨年夏のプロアマリーグの試合でレブロン・ジェイムスと接触した際に足を怪我し、NBAシーズンを全休した。
線が細いホルムグレンに対しては、「もっと筋肉をつけるべき」、「筋肉をつけなければ怪我のリスクが高まる」などといった声も少なくない。
だが、今年のNBAドラフト1位選手のビクター・ウェンバニャマと同じように、ホルムグレンもただ筋肉をつけることが正しいとは考えていないようだ。
元NBA選手のスティーブン・ジャクソンとマット・バーンズのポッドキャストにゲスト出演したホルムグレンは、体重を増やすことについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
(身体を)大きくすれば良いというわけではない。
今のゲームにはたくさんの要素があるんだ。
動けるようにならなければならないし、いろんなことをできなければならない。
体重を増やすことが必要というわけではない。
僕は身体を鍛えることに取り組んでいる。
より強く、よりアスレチックになるためにね。
実際のところ、筋肉が増えれば、年齢を重ねれば、体重は自然に増えるものだ。
ただ、僕は間違った形で体重を増やしたくない。
肩幅が広がり、動きが鈍り、動けなくなり、膝が痛くなるのは避けたい。
僕は身体全体を鍛え、それを僕のゲームにどう反映させるかに集中しているんだ。
一昔のNBAとは異なり、近年のNBAではビッグマンにアウトサイドでも戦えるだけの機動力が求められている。
ホルムグレンやウェンバニャマのように線が細い選手は、それを踏まえたプランを立てているのだろう。
もし彼らが成功することができれば、線が細いバスケットボール選手にとってひとつの指針になるに違いない。