スロベニアに帰化した元NBA選手のマイク・トビー「毎年夏にスロベニアの文化を学んでいる」
NBAのシャーロット・ホーネッツでプレイした経験を持つビッグマンのマイク・トビーは、スロベニア代表の一員としてFIBAバスケットボールワールドカップに出場している。
ニューヨーク生まれのトビーは2016-17シーズンにホーネッツで2試合に出場したものの、NBAに定着することができず、現在はセルビアのクラブチームに所属している。
東京オリンピックの予選トーナメント前にスロベニアのパスポートを取得し、以降はスロベニア代表の一員としてプレイし続けているトビーは、今もスロベニアの文化と言語を学んでいるところだという。
トビーはスロベニア代表について次のようにコメント。eurohoops.netが伝えている。
(決勝トーナメント1回戦で当たる)カナダ代表は素晴らしいチームだ。
彼らは素晴らしいプレイをしているし、経験豊富な選手が多い。
NBAでプレイしているビッグネームたちもいる。
彼らと準々決勝で対戦するのが楽しみだ。
死ぬか生きるかの戦いだからね。
僕たちはすべてを捧げるつもりだ。
僕たちは勝つためにここに来た。。
この大会でどこが相手でも戦えることを証明してきた。
どんなことだって起こり得るんだ。
良いチームが多い。
ドイツとの対戦は僕たちのベストゲームではなかった。
だが、彼らはすごく良いチームだ。
フランツ(・バグナー)が復帰すれば、さらに良いチームになる。
彼は素晴らしい選手だからね。
もちろんアメリカも優勝候補に数えなければならない。
そうするなら、リトアニアも称賛しなければならない。
先程話したように、カナダにはタレントが多く、素晴らしいプレイをしている。
僕はいま挙げたチームが優勝候補だと思っているが、可能性はどのチームにもあるんじゃないかな。
(スロベニア代表は)素晴らしい。
このチームには素晴らしいケミストリーがある。
それをコートで示している。
ここで過ごす時間が長ければ長いほど、仲間たちとの関係は深まる。
僕は毎年夏になるとスロベニアの文化を少しずつ学んでいるんだ。
言語についてはもう少し勉強しなければならない。
だが、毎年夏になると、どんどんスロベニアに近づいている気がしているよ。
ルカ(・ドンチッチ)が素晴らしいのはもちろんだ。
彼はずっと僕たちを牽引してくれている。
常に素晴らしい。
彼は常に相手に標的にされている。
それは彼が世界最高の選手のひとりだからさ。
身長213cmのトビーは、ワールドカップで平均12.0得点、6.4リバウンドを記録。
決勝トーナメントをかけた重要な一戦だったオーストラリア代表との試合では18得点、12リバウンド、5アシストを記録し、プレイヤー・オブ・ザ・ゲームに選出された。
帰化選手のルールについては賛否両論あるものの、トビーはこれからもスロベニア代表のためにプレイし、スロベニアの国を学んでいくことだろう。
なお、トビーは帰化選手のルールについて次のように語っている。
そのルールについてはどちらの側面も理解している。
僕としては、競争力あるチームにするのに役立っていると考えている。
将来的には多くの代表チームが帰化選手を受け入れるだろう。
なぜなら、1人の選手が加わることで状況が変わるチームもあるからね。
スロベニアについて言えば、この世代にはビッグマンが少ない。
だからビッグマンを加えることで大きな違いが生まれる。
(帰化選手のルールは)小規模な国が戦えるようになる助けになるんじゃないかな。