NBAを代表するスーパースターのレブロン・ジェイムスは2010年の夏にクリーブランド・キャバリアーズを離れ、マイアミ・ヒートに移籍した。

電撃移籍したジェイムスが「1でもない、2つでもない、3つでもない、4つでもない、5つでもない、6つでもない、7つでもない。僕は本当に信じているんだ！」と、少なくとも7度のNBAタイトル獲得を示唆した時、多くのヒートファンは興奮を覚えたことだろう。

だが、親友ドウェイン・ウェイドは鵜呑みにしていなかったようだ。

NBAレジェンドのウェイドは先日、ジェイムスの言葉を次のように振り返ったという。fadeawayworld.netが伝えている。

僕は真剣に受け止めていなかった。

真剣に受け止めた人なんているのかい？

あの時はパレードだった。

僕たちはファンと一緒に過ごし、話をし、ジャックし、仲間たちとつるんでいた。

彼はそこに少しソースを加えただけだったが、それが「彼は約束した」となってしまった。

そういうことだ。

僕たちは7連覇するとは言わなかった。

ただ、あれが問題になることは分かっていた。

ジェイムス、ウェイド、クリス・ボッシュが結集したヒートは4年連続でNBAファイナルに進出し、うち2度トロフィーを獲得した。

ジェイムスが示唆した7連覇にはほど遠いが、十分過ぎる結果だったと言えるだろう。

ジェイムスのヒートでの時間は4シーズンで終わってしまったが、多くのヒートファンはジェイムスの努力と貢献に感謝しているに違いない。

なお、ジェイムスのヒート時代とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	MIA	NBAキャリア
G	294	1421
MP	38.0	38.1
PTS	26.9	27.2
TRB	7.6	7.5
AST	6.7	7.3
STL	1.7	1.5
TO	3.4	3.5
FG％	54.3％	50.5％
3P％	36.9％	34.5％
FT％	75.8％	73.5％