レブロン・ジェイムスとアンソニー・デイビス擁するロサンゼルス・レイカーズは、バブルで開催されたNBAプレイオフを勝ち抜き、コービー・ブライアント時代以降初となるNBAタイトルを獲得した。

バブルに入る前にブライアントが悲劇の死を遂げ、NBA全体が悲しみに包まれたが、当時レイカーズに所属していたベテランフォワードのマーキーフ・モリスによると、レイカーズの選手たちはブライアントの死をモチベーションに変えて戦っていたという。

モリスはバブル当時を振り返り、次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。

バブルに入る前から、僕たちは優勝すると分かっていた。

僕たちはすごく集中していた。

あの最悪のことがコービーに起こってしまい、僕たちは「彼のために達成しなければならない」という感じになったんだ。

僕たちはバブルに向けて突き進んだチームのひとつだった。

なぜなら、僕たちに優勝するチャンスが最もあると思っていたからね。

どんなことが起ころうとも、誰がコートに立とうとも、僕たちが勝つことは分かっていたんだ。

レイカーズはその年、第1シードでNBAプレイオフに進出。

ファーストラウンドでポートランド・トレイルブレイザーズを4勝1敗で、カンファレンスセミファイナルでヒューストン・ロケッツを4勝1敗で、カンファレンスファイナルでデンバー・ナゲッツを4勝1敗で下すと、NBAファイナルではマイアミ・ヒートに4勝2敗で勝利し、天国のブライアントに捧げるタイトルを獲得した。

バブルでのNBAプレイオフにはさまざまな意見があるが、レイカーズの選手たちがブライアントに捧げたNBAタイトルを忘れることはないだろう。