試合終盤にタイムアウトを請求しなかったダービン・ハムHC「少しも後悔していない」
ロサンゼルス・レイカーズが現地22日に行われたダラス・マーベリック戦の第4Q残り21.6秒にカイリー・アービングに逆転の3ポイントを決められた後、指揮官のダービン・ハムHCはタイムアウトを請求しなかった。
レイカーズが敗れてしまったため、重要な場面でタイムアウトを請求しなかったハムHCを批判しているレイカーズファンは少なくない。
タイムアウトを請求していれば、再逆転に向けたオフェンスプランを選手たちと共有できただろう。
では、なぜハムHCはタイムアウトを請求せず、プレイを続行させたのだろうか?
そこには明確な意図があったようだ。
ハムHCは試合後、タイムアウトを請求しなかった理由について質問されると、次のように答えたという。lakersnation.comが伝えている。
相手にディフェンシブプレイヤーを投入する機会を与えたくないと思う時がある。
1点差の試合だ。
(タイムアウトを請求すると)相手に選手を投入させてしまい、アドバンテージを与えてしまう可能性があるんだ。
あの状況でタイムアウトを請求した場合、素晴らしい状況を損ねてしまう恐れがある。
君たちも知っての通り、彼らには平均以上のエリートディフェンダーがいるし、5人がスイッチできる状況にされてしまう可能性があった。
だから、相手に不利な状況を強いて、流れの中でプレイさせようとしたんだ。
それを信じる人がいれば、信じない人もいるだろう。
我々のチームにはレブロン・ジェイムスがいる。
オースティン(・リーブス)、AD(アンソニー・デイビス)、DLo(ディアンジェロ・ラッセル)もいる。
彼らにやらせなければならない。
それが我々がやったことだ。
我々はそう決断した。
僕は少しも後悔していない。
もう一度言うが、うまくいかなかっただけだ。
アービングに3ポイントを許した後、ジェイムスがデイビスにロブパスを出そうとしたものの、ルカ・ドンチッチにスティールされてしまい、再逆転につなげることができなかった。
レイカーズの選手たちはハムHCの決断を支持しているだろうが、もしジェイムスのパスがデイビスに通り、レイカーズが勝利していたなら、ハムHCの決断はレイカーズファンから称賛されたに違いない。