レブロン・ジェイムスが自身のプレイについて「3ポイントアテンプト数を増やすべきではない」
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスはNBAキャリア21年目の今季、キャリアベストとなる3P成功率41.0%を記録した。
この結果を受け、来季はジェイムスにさらに3ポイントを撃つことを望むレイカーズファンは増えるかもしれない。
だが、ジェイムスは3ポイントアテンプト数を増やすことがチームに悪影響を及ぼす可能性があると考えているようだ。
ジェイムスは元NBA選手JJ・レディックとのポッドキャストの中で、自身の3ポイントについて次のように言及したという。lakersnation.comが伝えている。
僕たちのコーチ陣の中には、僕がもっと3ポイントシュートを撃つことを望んでいるコーチもいた。
彼らはそうすることを勧め、僕にもっと3ポイントシュートを撃つよう促していた。
だが、僕はそうすべきではない。
わがままを言っているわけではないよ。
僕が1試合あたり3ポイントシュートを12~14本撃つようになると、ディフェンスに十分にプレッシャーをかけることができなくなると思うんだ。
もし僕が1試合に3ポイントを12~14本撃てば、6本か7本は決めることができると思う。
調子が悪ければ3本か4本だ。
1試合に14本撃てば、良いリズムで撃てるようになる。
それではディフェンスにプレッシャーをかけることができない。
それは僕ではない。
僕はディフェンスにプレッシャーをかけなければならない。
もし僕たちのチームに3ポイントを何本も決めることができる選手がいれば、それはOKだ。
すごく良いと思う。
だが、ある程度のプレッシャーが必要だ。
僕はディフェンスにとって脅威にならなければならない。
ディフェンスに恐れを抱かさなければならないんだ。
ジェイムスは3ポイントシューターではなく、NBA史上最も偉大なオールラウンダーだ。
39歳の今も強靭なフィジカルは健在であるため、リム周辺でプレイしてディフェンスを引き付け、チームメイトたちのショットを助けたいところだろう。
つまり、ジェイムスがこれまで以上に3ポイントを積極的に撃つことはなさそうだ。
なお、ジェイムスのレイカーズ移籍後の3ポイントの平均アテンプト数、平均成功本数、成功率は以下の通りとなっている。
シーズン | 試投数 | 成功数 | 成功率 |
---|---|---|---|
2018-19 | 5.9 | 2.0 | 33.9% |
2019-20 | 6.3 | 2.2 | 34.8% |
2020-21 | 6.3 | 2.3 | 36.5% |
2021-22 | 8.0 | 2.9 | 35.9% |
2022-23 | 6.9 | 2.2 | 32.1% |
2023-24 | 5.1 | 2.1 | 41.0% |