ロサンゼルス・レイカーズはこのオフシーズン中にロスターを動かさなかった。

ローテーションプレイヤーとして起用されていたトーリアン・プリンスとスペンサー・ディンウィディーを失った一方で、新たに獲得したのはNBAドラフトで指名したダルトン・コネクトとブロニー・ジェイムスのみ。

そのためレイカーズの動きに失望するファンも少なくないが、レイカーズのゼネラルマネージャーを務めるロブ・ペリンカによると、もし持続的な成功につながる選手を獲得できるチャンスがあれば、トレードでNBAドラフト1巡目指名権を放出する可能性があるという。

ペリンカGMは「NBAドラフト1巡目指名権をトレードで放出する？」と質問されると、次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。

JJ（・レディックHC）と僕が一致している哲学は、レイカーズを持続的な成功に導くことだと思う。

（ロスターを）動かすと、それが裏目にでてしまうこともある。

どのゼネラルマネージャーも「あれは理想的な動きではなかった」と思うトレードを経験したことがあるんじゃないかな。

レイカーズの持続的な成功につながる動きでなければならない。

我々はそう見ている。

だから、君の質問にストレートに答えるなら「イエス」だ。

もしレイカーズの持続的な成功につながるトレードであれば、我々は（1巡目指名権を）2つとも放出するだろう。

正しいと感じた場合、（1巡目指名権を）1つだけトレードし、ロスターをわずかにアップグレードする可能性もある。

我々はオフシーズン中にロスターの才能を高める方法を模索し、かなりの時間をかけて調査した。

だが、適切な動きは見つからなかった。

トレードや移籍において制約が多いシステムがあることは言い訳にならない。

だが、チャンスが限られているのは間違いない。

それでも市場を調査し続け、もしレイカーズの長期的な成功や今季の向上につながるような機会があれば、我々は実行に移すだろう。

また、ペリンカGMは「今のレイカーズはNBAタイトルを狙える？」と質問されると、こう答えた。

その答えは30試合を消化した後に分かるんじゃないかな。

ただ、我々はこのチームを信じている。

試合に出場する15人の選手たちの努力、ハードなプレイ、プライドを持ったプレイ、組織力と細部への取り組みが勝敗を左右するだろう。

勝ち負けを約束することはできないが、選手たちがそれを持っていることは約束する。

自信と信念のレベルは高い。

だが、仕事が終わることはない。

だから、我々は可能な限りロスターをアップグレードする方法を引き続き模索する。

それが我々の仕事の一部であり、常に取り組んでいることだ。

ただ、健康を維持し、かつ運が良ければ、我々には十分にチャンスがあると思っている。

レイカーズにはトレードできるNBAドラフト1巡目指名権が3つあったが、1つは今年のNBAドラフトでコネクトを指名した時に使った。

残っているのは2029年と2031年の1巡目指名権だ。

果たしてペリンカGMはレイカーズを持続的な成功に導くことができるのだろうか？

なお、レイカーズの現在のロスターは以下の通りとなっている。

選手	キャリア	備考
コリン・キャッスルトン	1	2025年制限付きFA ※2ウェイ契約
マックス・クリスティ	2	2027年プレイヤーオプション
アンソニー・デイビス	12	2027年プレイヤーオプション
ジョーダン・グッドウィン	3	2025年完全FA
八村塁	5	2026年完全FA
ジャクソン・ヘイズ	5	2025年完全FA
ジェイレン・フッド・シェフィーノ	1	2025年チームオプション
ブロニー・ジェイムス	0	2027年チームオプション
レブロン・ジェイムス	21	2025年プレイヤーオプション
カイラー・ケリー	0	2025年制限付きFA
ダルトン・コネクト	0	2026年チームオプション
クリスチャン・コロコ	2	2025年制限付きFA ※2ウェイ契約
マックスウェル・ルイス	1	2026年チームオプション
クインシー・オリバリ	0	2025年制限付きFA
オースティン・リーブス	3	2026年プレイヤーオプション
キャム・レディッシュ	5	2025年完全FA
ディアンジェロ・ラッセル	9	2025年完全FA
アルメル・トラオレ	0	2025年制限付きFA ※2ウェイ契約
ジャレッド・バンダービルト	6	2027年プレイヤーオプション
ゲイブ・ビンセント	5	2026年完全FA
クリスチャン・ウッド	8	2025年完全FA