昨季NBAファイナリストのマイアミ・ヒートは、現地29日の時点で6勝12敗、イースタン・カンファレンス13位と厳しい状況にさらされている。

NBAの健康と安全プロトコルによるジミー・バトラーの長期離脱が大きな要因のひとつだろうが、バトラーに頼りっきりになるわけにもいかないだろう。

そんな中、元NBA選手のポール・ピアースがヒートに言及した模様。

ピアースによると、今季のヒートはNBAファイナルどころかNBAプレイオフにも進出できないという。ピアースのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。

昨季のヒートはプレイオフで素晴らしかった。

だが、今季はプレイオフに進出しないだろう。

（デンバー・ナゲッツ戦の）序盤に（ニコラ・）ヨキッチがフルコートのパスを出した。

あれは我々が昨季見たマイアミ・ヒートではない。

彼らはコート中でハードワークしていた。

あのチームはハードワークとタフネスを信条にプレイしていた。

今季はそれを見ていない。

だから僕は彼らがプレイオフに進出しないと思っているんだ。

バトラーは現地30日のサクラメント・キングス戦で復帰した。

指揮官のエリック・スポエストラHCによると、バトラーの出場時間制限は今後もないというが、主力陣が戻ってきたヒートは昨季のような強さを取り戻したいところだろう。

「ヒートのNBAファイナル進出はまぐれ」という声も散見される中、ヒートの選手たちには不撓不屈の精神で周囲のネガティブな評価が間違っていることを証明してもらいたい。