ケビン・デュラント「目標はNBAチャンピオンになることではない」
NBAを代表するスーパースターのケビン・デュラントは、2015-16シーズン終了後にオクラホマシティ・サンダーを離れ、ゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍した。
NBAタイトルを求めてウォリアーズに移籍したデュラントには批判が殺到し、相棒ラッセル・ウェストブルックとの関係も悪化。
だが、ウォリアーズの一員としてNBAチャンピオンに2度輝いたということもあり、デュラントのNBAキャリアという点で見ると移籍は成功だったと言えるだろう。
そしてウォリアーズで3シーズンを過ごした後、ブルックリン・ネッツに移籍。
今季のネッツはデュラント、カイリー・アービング、ジェイムス・ハーデン、ブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジを擁し、NBAチャンピオン最有力候補に挙がっている。
だが、デュラントにとってNBAチャンピオンになることは主なモチベーションではないという。
デュラントは自身について次のようにコメント。ESPNが伝えている。
タイトルを獲得することで人として幸せになれると思っていた。
映画のエンディングのようなものを期待していた。
懸命に働き、皆に「この黄金のボールとリングのために君は働かなければならない」と言われていた。
僕は「分かった。クールだ。そのために頑張ろう」という感じだった。
だが、それには自分にコントールできないたくさんの要素があることも分かったんだ。
初めてチャンピオンになった時、このゲームにおいては成長が重要だということが分かった。
どれくらい良い選手になれるのか、ということだ。
チャンピオンシップを獲得することではない。
そういうことには感謝しているし、そういうことを経験するために勝ちたいと思っている。
だが、僕がゲームをプレイする理由はそれがすべてではない。
すでにNBAチャンピオンリングを2個獲得し、レギュラーシーズンMVPも受賞したデュラント。
史上最高のNBA選手になることが最大の目標だというが、デュラントはスコアラーとしてNBA史上最高の選手を目指すのだろうか?
それともレブロン・ジェイムスのようにNBA史上最高のオールラウンダーを目指すのだろうか?
いずれにせよ、3個目のチャンピオンリングを獲得したとしてもデュラントのモチベーションが失われることはなさそうだ。
なお、デュラントの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 20 | 869 |
平均出場時間 | 34.9 | 36.8 |
平均得点 | 28.4 | 27.1 |
平均リバウンド | 7.3 | 7.1 |
平均アシスト | 5.3 | 4.1 |
平均スティール | 0.7 | 1.1 |
平均ブロックショット | 1.4 | 1.1 |
平均ターンオーバー | 3.7 | 3.7 |
FG成功率 | 53.0% | 49.4% |
3P成功率 | 44.3% | 38.3% |
フリースロー成功率 | 87.3% | 88.2% |
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