パット・ライリー球団社長「タイラー・ヒーローは今も中心選手のひとり」
NBAキャリア2年目を終えたマイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローには、トレードの噂が浮上している。
昨季NBAファイナリストのヒートはレギュラーシーズン中から厳しい戦いを強いられると、NBAプレイオフには進出したもののファーストラウンドでバックスにスウィープされてしまった。
ヒートはこの結果を受け、オフシーズン中にNBAオールスタークラスの選手獲得を狙うと見られている。
その過程においてヒーローにトレードの噂が浮上しているわけだが、ヒートの球団社長であるパット・ライリーによると、ヒーローはヒートの今も変わらず中心選手のひとりだという。ライリーのコメントをThe Miami Heraldが伝えている。
彼は今もヒートの中心選手のひとりだ。
彼は選手として本当に良くなったと思う。
彼の1年目、もしくは最初の35~40試合を振り返ってみると、その時の彼はスクリーンを利用したキャッチ&シュートタイプの選手だった。
彼が完璧なオフェンシブプレイヤーになるためには、右手だけでなく左手のボールハンドリングも改善しなければならなかったが、彼はそれをやって見せた。
今はスペースを作り出し、どこからでもジャンパーを決めることができるようになったんだ。
ヒートは現時点でNBAドラフト指名権を十分に保有していないため、スター選手をトレードで獲得するためには主力選手の放出が不可欠となるだろう。
そのためヒーローにトレードの噂が浮上しているわけだが、ライリーのコメントを聞く限り、よほど好条件でなければヒーローをトレード要員とする可能性は低いと言えそうだ。
なお、ヒーローの今季レギュラーシーズンとNBAプレイオフのスタッツは以下の通りとなっている。
– | レギュラーシーズン | NBAプレイオフ |
---|---|---|
出場試合数 | 54 | 4 |
平均出場時間 | 30.3 | 23.3 |
平均得点 | 15.1 | 9.3 |
平均リバウンド | 5.0 | 3.3 |
平均アシスト | 3.4 | 1.8 |
平均スティール | 0.6 | 0.3 |
平均ターンオーバー | 1.9 | 0.8 |
FG成功率 | 43.9% | 31.6% |
3P成功率 | 36.0% | 31.6% |
フリースロー成功率 | 80.3% | 100% |
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