エネス・カンター・フリーダム「NBAからシューズを脱ぐよう懇願された」
ボストン・セルティックスのベテランビッグマン、エネス・カンター・フリーダムは、人種平等の問題で陣頭指揮を取らないとし、NBAレジェンドのマイケル・ジョーダンやレブロン・ジェイムスを批判している。
先日は中国リーグでプレイするジェレミー・リンも批判し、賛否両論を巻き起こしているカンター・フリーダム。
そのカンター・フリーダムが、今後はNBAをターゲットにした模様。
カンター・フリーダムによると、現地10月20日にマディソンスクエアガーデンで行われた試合で「フリー・チベット」などと記したシューズを履いていたところ、NBAからシューズを脱ぐように懇願されたという。カンター・フリーダムのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。
マディソンスクエアガーデンで行われた試合の前に、NBAの2人の紳士から懇願されたんだ。
「シューズを脱いでくれ」とね。
混乱した。
当時はアメリカ市民権取得の試験の準備をしていて、言論の自由が憲法に含まれていることを知っていた。
彼らが僕に「シューズを脱いでくれ」というのは、憲法に反している。
僕は「脱がない」と言った。
NBAからバンされたり、罰金処分を科されたりしても構わなかった。
ハーフタイムの時に僕のマネージャーからメールが来た。
中国でのセルティックスの全試合が突然バンされた、という内容だった。
セルティックスの一員として試合の半分、このシューズをベンチで履いていただけで、バンされてしまったんだ。
また、カンター・フリーダムによると、「フリー・チベット」に続いて「フリー・ウイグル」と記載したシューズを履いたところ、NBPAからハラスメントを受けたという。
一方、NBAは「シューズを脱いでくれ」と要求したことについては否定している。
NBAにとって中国は巨大なマーケットであり、切っても切れない関係にあると言われている。
そのためNBAは中国に対して強く出ることができないとされているが、カンター・フリーダムには納得できないことなのだろう。
カンター・フリーダムはこれからも自身の考えを強く主張し、行動に移さないアスリートたちを批判し続けるに違いない。
なお、カンター・フリーダムはこの件について以下のように語っている。
選手たちは社会正義の戦士だ。
だが、中国のことになると、彼らは怖くて何も言えなくなってしまう。
悲しいことだ。
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履いただけでバンされる。
当たり前でしょう。君は一般人じゃないんだから。
こいつはNBA選手の知名度を政治利用する汚いやつだな。