バム・アデバヨがトレードされる寸前だった過去を明かす
マイアミ・ヒートのバム・アデバヨは、NBAを代表するビッグマンのひとりだ。
NBAオールスターのジミー・バトラーとともにヒートを牽引する選手に成長し、さらなる飛躍が期待されているアデバヨ。
そのアデバヨが、トレードされる寸前だった過去を明かした模様。
アデバヨによると、ヒートは2018-19シーズン中にジミー・バトラーの獲得を狙い、アデバヨをトレード要員としてピックアップしていたという。アデバヨのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
当時のミネソタ(・ティンバーウルブズ)の状況については、君たちも耳にしていたと思う。
クレイジーだった。
なぜなら、ジミーを獲得するために僕はミネソタにトレードされる寸前だったからね。
パット(・ライリー球団社長)が僕をトレードさせなかった。
彼は「だめだ。この若者は素質を持っている」という感じさ。
当時は焦ったよ。
僕はマイアミが好きだ。
マイアミの気候は温暖だし、当時はまだNBAに来たばかりだったからね。
僕はこの場所に慣れ親しんだんだ。
バトラー獲得を求めたヒートはアデバヨをトレード要員から外し、ジョシュ・リチャードソン、ディオン・ウェイターズ、NBAドラフト指名権をパッケージにしてオファーしたという。
その結果、ウルブズはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのトレードに応じることになったわけだが、ヒートはその半年後にバトラーをトレードで獲得することに成功した。
つまり、アデバヨを放出することなくバトラーを獲得できたわけであり、ライリー球団社長のファインプレイだったと言えるだろう。
アデバヨはヒートに悲願のNBAタイトルをもたらし、ライリー球団社長に報いることを誓ったに違いない。
なお、アデバヨの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 56 | 343 |
平均出場時間 | 32.6 | 28.2 |
平均得点 | 19.1 (キャリアハイ) | 13.5 |
平均リバウンド | 10.1 | 8.3 |
平均アシスト | 3.4 | 3.5 |
平均スティール | 1.4 (キャリアハイ) | 1.0 |
平均ブロックショット | 0.8 | 0.9 |
平均ターンオーバー | 2.6 | 2.1 |
FG成功率 | 55.7% | 55.8% |
フリースロー成功率 | 75.3% | 74.1% |
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