コロンビア初のNBA選手となったハイメ・エチェニケ「僕は成し遂げた」
昨季をワシントン・ウィザーズとGリーグのキャピタルシティ・ゴーゴーで過ごしたハイメ・エチェニケは先日、母国コロンビアに帰国した。
ウィザーズでは1試合の出場にとどまり、シーズンのほとんどをGリーグで過ごしたものの、コロンビア初のNBA選手となったエチェニケが母国にとって大きな希望となったのは間違いないだろう。
エチェニケによると、マスクをして帰国すれば誰にも気付かれないと思っていたが、空港には25人以上のレポーターがエチェニケを待っていたという。
エチェニケは自身について次のようにコメント。NBC Sports Washingtonが伝えている。
無理だった。
空港に着くと、誰もが僕のことを知っていた。
空港中が少しストップした。
なぜなら、彼らは僕がいることを知っていたからね。
友人にこう言われたよ。
「君は偉業を成し遂げんたんだ。NBA75年の歴史において、5000万人のコロンビア人の中で君が最初のひとりになったんだ」とね。
10日間契約だろうと、出場時間3分だろうと、人々に何と言われようと関係ない。
僕は成し遂げんたんだ。
エチェニケは12月の試合でNBAデビュー。
出場時間はわずか3分間だったものの、ウィザーズから招集がかかった時は車の中で泣き、試合後のインタビューで泣き、数週間後のコロンビア大使館で表彰された時も泣いた。
エチェニケはNBAに定着するため、アメリカに戻ってからは休みなくトレーニングに励んでいるという。
エチェニケのNBAデビューはコロンビアの人々を勇気付けるとともに、NBA選手になることを夢見る子供たちも増えるだろう。
エチェニケのこの夏の努力が報われ、NBAチームとの本契約を手にできるよう祈りたいところだ。
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