ケンドリック・パーキンスがアメリカ人NBA選手たちに警鐘
近年のNBAでは、ヨーロッパ出身の選手たちの飛躍が目立っている。
ギリシャ出身のヤニス・アンテトクンポやスロベニア出身のルカ・ドンチッチ、セルビア出身のニコラ・ヨキッチがその代表例と言えるだろう。
そのため彼らが出場したFIBAユーロバスケットは世界中から注目される大会となったわけだが、元NBA選手のケンドリック・パーキンスはアメリカ人NBA選手たちの働きぶりに不満を持っているのかもしれない。
パーキンスによると、アメリカ人NBA選手たちは仕事にもっと真摯に取り組むべきであり、この状況が続けばNBAチームのゼネラルマネジャーたちはヨーロッパ市場に目を向けるという。パーキンスのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
ヨキッチ、ヤニス、ルカ、(フランスに帰化したジョエル・)エンビードは、NBAトップ7のうちの4選手だと思う。
彼らはヨーロッパの選手だ。
僕は彼らがどう振る舞っているかを見ている。
彼らは深刻な怪我をしない限りプレイする。
彼らは1分1秒を大切にプレイする。
彼らはファンを落胆させるようなことはしない。
彼らがトラブルを起こすことはない。
彼らは常にファミリーを大切にしているし、だからこそ文化をもたらせているのだと思う。
彼らは別々のグループでも大丈夫だ。
ヤニスはいつも「僕は彼ら(NBAスター)たちと一緒にワークアウトしたくない」と言っている。
ルカはルカが取り組むべきことに(スロベニアで)取り組んでいる。
ヨキッチは(セルビアで)馬に乗り、ワークアウトしている。
彼らは(他のNBAスターを)気にしていないし、それを受け入れている。
そのメンタリティやゲームへのアプローチを見ていると、アメリカ人選手たちはまとまらなければならないと思う。
まとまらなければ、早かれ遅かれフロントオフィスはヨーロッパの選手たちにもっと投資するようになるだろう。
それは正しい。
なぜなら、そこには信用があるだ。
パーキンスによると、アメリカ人選手たちはゲームの改善に十分に専念していないという。
NBAのさらなるグローバル化を目指すアダム・シルバーにとって、ヨーロッパ出身選手たちの飛躍は喜ぶべきことだろう。
だが、ヨーロッパ出身のNBAスターが増えれば増えるほど、バスケットボール大国であるアメリカの威信が失墜する可能性も否定できない。
いずれにせよ、アメリカと世界のレベルの差は今後ますます縮まることになりそうだ。
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