デジョンテ・マリーがトニー・パーカーから先発の座を奪ったことを振り返り「彼は気に入らなかった」
2016年のNBAドラフト29位でサンアントニオ・スパーズに入団したデジョンテ・マリーは、ルーキーシーズンを38試合の出場で終えた。
だが、徐々に頭角を表し始めると、NBAキャリア2年目の2017-18シーズン途中からスターターに抜擢。
それまで先発ポイントガードとしてスパーズを牽引し続けていたトニー・パーカーは、マリーと入れ替わりでベンチ出場の役割を担うことになった。
マリーによると、パーカーはスターターから外されたことに不満を感じ、最終的にシャーロット・ホーネッツに移籍したという。
元NBA選手のスティーブン・ジャクソンとマット・バーンズのポッドキャストにゲスト出演したマリーは当時を振り返り、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
僕は明らかに成長し始めていた。
1年目はロケッツとのプレイオフで火の中に放り込まれた。
2年目、彼ら(スパーズ)は僕がより強くなり、より成長したと思っていた。
だから僕がその仕事をトニーから奪ったんだ。
ポップ(グレッグ・ポポビッチ)は僕たちをオフィスに呼び、トニーに(スターターから外すことを)伝えた。
トニーはそれが気に入らなかった。
僕は分かっている。
もし気に入っていたなら、彼はメンターとして僕を指導してくれていただろうね。
シャーロットに行かず、サンアントニオに残っていただろう。
パーカーはスパーズで一時代を築いた偉大なNBA選手だ。
だが、当時は35歳という年齢、かつ2017年のNBAプレイオフで大腿四頭筋腱を断裂し、復帰後は本来のパフォーマンスを取り戻せずにいた。
一方、当時のマリーは急成長中だったことから、パーカーのベンチ起用とマリーのスターター抜擢は必然だったと言えるだろう。
なお、元スパーズのジャクソンはマリーの発言を受け、パーカーについて次のように語った。
彼がそう言ってもおかしくない。
僕はトニーがどんな人間なのか知っている。
殿堂入りするであろう偉大な選手さ。
だが、すごくセルフィッシュだ。
彼はずっとセルフィッシュだった。
もし彼があれほどセルフィッシュでなければ、僕たちはもっと優勝していただろうね。
僕はトニーの真実を知っている。
彼は僕がプレイした中で最もセルフィッシュな選手のひとりだ。
デジョンテが言っているからではなく、僕自身がそう思っている。
僕が一緒にプレイした中で最もセルフィッシュな選手のひとりだ。
なぜなら、彼は彼自身のことしか考えていないからね。
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