ドミニク・ウィルキンスがJJ・レディックの「今のNBAのほうがフィジカル」発言に反応「彼は分かっていない」
元NBA選手のJJ・レディックは先日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーをNBA史上最も偉大な3ポイントシューターに挙げた。
カリーがNBA史上最も偉大な3ポイントシューターであることに異論を挟む者はいないだろう。
だが、レディックはその中で昔より今のNBAのほうがフィジカルであり、それを理由として「ラリー・バードをNBA史上最も偉大な3ポイントシューターのひとりとしてみなすべきではない」と主張。
NBAレジェンドのドミニク・ウィルキンスは、レディックのこの発言に不快感を覚えたようだ。
ウィルキンスはレディックの発言を受け、次のように指摘。larrybrownsports.comが伝えている。
レディックは何について話をしているのか分かっていない。
どのバスケットボールを見て言っているんだ?
バカげた発言だ。
フィジカルはリーグの一部だった。
見てみてくれ。
(バード時代のNBAでは)相手の腰に手を起き、特定の方向に動かすことができた。
肘を相手に当て、動きをスローダウンさせることができた。
それほどの圧力に対処できた選手はそう多くない。
このゲームをプレイした経験を持つレディックがすごくバカげたことを言った。
僕は失望している。
(レディックの発言は)僕が最も嫌うものだ。
僕たちは素晴らしい時間を過ごした。
今は彼ら(現役選手)の時間だが、君の主張を証明するために僕たちをないがしろにするな。
(比べても)意味がない。
彼はラリー・バード(の時代)についてフィジカルが少なかったと言っている。
バカなのか?
バカげたコメントだ。
ディフェンスについては、バード時代のほうがフィジカルだったのは事実だ。
だが、時代の流れと共にNBA選手たちのスキルが上がっているのも間違いないだろう。
時代が違うがゆえにこの議論の決着がつくことはないだろうが、古参のNBAファンたちはバードをNBA史上最も偉大なシューターのひとりとして見ているに違いない。
なお、バードとカリーのNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | L・バード | S・カリー |
---|---|---|
出場試合数 | 897 | 864 |
平均出場時間 | 38.4 | 34.3 |
平均得点 | 24.3 | 24.5 |
平均リバウンド | 10.0 | 4.7 |
平均アシスト | 6.3 | 6.5 |
平均スティール | 1.7 | 1.6 |
平均ターンオーバー | 3.1 | 3.1 |
FG成功率 | 49.6% | 47.5% |
3P成功率 | 37.6% | 42.8% |
フリースロー成功率 | 88.6% | 90.9% |
コメントを残す