NBAがドレイモンド・グリーンに出場停止処分を科した3つの理由とは?
NBAプレイオフ・ファーストラウンド第1戦でサクラメント・キングスのドマンタス・サボニスを踏みつけたゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、NBAから1試合の出場停止処分を科された。
グリーンには「出場停止処分は回避される」との報道が出ていたものの、NBAはグリーンの出場停止処分を科したわけだが、なぜNBAはこの決定を下したのだろうか?
NBA副代表のジョー・デュマースによると、グリーンの出場停止処分を科したのには3つの理由があるという。デュマースのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
指先ひとつで決めるようなことではない。
火曜日の大半を費やして処分を決定した。
3つの理由がある。
行き過ぎた行為、(NBAにとって)有害な行為、そして常習犯ということだ。
それが出場停止処分になるか否かの分かれ目だった。
サボニスはテクニカルファウルにより罰せられ、ゴールデンステイトはフリースローを獲得した。
サボニスに処分を科すこともできたが、我々は行き過ぎた行為、有害な行為、常習犯というレベルには達していないと考えた。
オフィシャルレビューが行われている間、グリーンはキングスファンを挑発するようなジェスチャーを見せていた。
デュマースはこの件について次のように語っている。
あのような(ファンを挑発する)行為が状況を助けることはない。
だが、我々はそれとこれとは別のこととして考えている。
僕は(サボニスに対する)行為そのものと、常習犯ということに焦点を当てた。
これら2つが主な要因だった。
デュマースによると、ウォリアーズがシリーズを0勝2敗とリードされている事実がNBAの決定に影響することはなかったという。
一方、ウォリアーズの組織の中にはNBAの決定に怒り、サボニスがシリーズを通して「彼はオフェンシブリバウンドで我々の選手を押し込み、肘を伸ばしてプレイし、ボールを武器として浸かっている」と不快感を持っているスタッフが多くいるという。
いずれにせよ、NBAの決定が覆ることはない。
グリーンは今後何かしらの声明を出すだろうが、果たしてどのような思いで出場停止処分の発表を聞いたのだろうか?
なお、グリーンのシリーズ第1戦と第2戦のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|
出場時間 | 33 | 31 |
得点 | 4 | 8 |
リバウンド | 9 | 4 |
アシスト | 11 | 5 |
スティール | 2 | 1 |
ブロック | 1 | 0 |
TO | 3 | 5 |
FG成功率 | 20.0% (1/5) | 50.0% (3/6) |
3P成功率 | 0% (0/1) | 50.0% (1/2) |
FT成功率 | 100% (2/2) | 50.0% (1/2) |
+/- | -1 | -1 |
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