ニコラ・ヨキッチ「コーチ業は地球上で最悪の仕事」
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチはロサンゼルス・レイカーズとのNBAプレイオフ・カンファレンスファイナル第3戦でファウルトラブルに陥ったものの、第4Qだけで15得点を記録するパフォーマンスを見せ、ナゲッツを勝利に導いた。
第3Qまでは一桁得点にとどまったヨキッチは、第4Qに入ると3ポイントやポイントプレイなどインサイドはもちろんアウトサイドでも躍動。
ナゲッツを指揮するマイケル・マローンHCによると、ヨキッチを試合を通して抑えるのは不可能だという。マローンHCのコメントをESPNが伝えている。
ニコラを試合を通してずっと抑え続けることはできない。
試合終盤は彼とジャマール(・マレー)のツーメンゲームだった。
称賛すべきことは称賛しなければならない。
ツーメンゲームはニコラの提案だったんだ。
彼はベンチで「このプレイをやっていこう。僕たちがコートの両サイドでプレイすれば、試合を正しく読むことができる」と言っていた。
それを試合中盤までやり通した。
今夜はコーチ・ヨキッチが素晴らしい仕事をしてくれた。
コーチ・ヨキッチの戦略が功を奏したのか、第4Qではマレーとヨキッチの他、マイケル・ポーターJrやブルース・ブラウン、ジェフ・グリーンが重要なシーンで3ポイントを沈め、レイカーズを突き放すことに成功した。
だが、ヨキッチはNBA最高のバスケットボールIQを持つことを証明したものの、将来的にコーチとして働くことはなさそうだ。
ヨキッチはマローンHCからの称賛の言葉を受け、次のように反応したという。
コーチになりたいとは思わない。
あれはこの地球上で最悪の仕事だ。
間違いない。
ヨキッチは身体能力が高い選手ではない。
だが、屈強なフィジカルや比類なきバスケットボールIQを持ち、インサイドはもちろんアウトサイドでもプレイできることが、ヨキッチを特別な存在にしている。
もしナゲッツがフランチャイズ史上初となるNBAファイナル進出、そしてNBAタイトル獲得を実現すれば、ヨキッチはますますスペシャルな存在になるに違いない。
なお、ヨキッチのNBAプレイオフ・カンファレンスファイナルのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 |
---|---|---|---|
MP | 42 | 42 | 38 |
PTS | 34 | 23 | 24 |
TRB | 21 | 17 | 6 |
AST | 14 | 12 | 8 |
STL | 0 | 3 | 1 |
BLK | 2 | 0 | 0 |
TO | 5 | 5 | 2 |
FG% | 70.6% (12/17) | 42.9% (9/21) | 47.4% (9/19) |
3P% | 100% (3/3) | 0% (0/3) | 40.0% (2/5) |
FT% | 87.5% (7/8) | 83.3% (5/6) | 57.1% (4/7) |
+/- | +11 | +7 | +15 |
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