来月末に再開するNBAシーズンの間、選手や関係者たちは世間との接触を避けるためにホテルで生活することになる。

健康管理を徹底し、リスクを最大限低くするためにさまざまな策が講じられることになるが、選手の中にはNBAシーズン再開を単純に喜べない者もいる模様。

そのひとりがポートランド・トレイルブレイザーズのベテランフォワード、カーメロ・アンソニーだ。

アンソニーによると、再びバスケットボールをプレイできることには喜んでいるものの、さまざまなリスクに不安を感じているという。アンソニーのコメントをclutchpoints.comが伝えている。

バスケットボールに関して言うと、僕は準備できているし、仕事に戻ることに興奮している。

ただ正直言うと、今現在起こっていることを考えるとオーランドに向かうのはまだ抵抗があるんだ。

世間とは隔離された状態になる。

NBA復帰には複雑な心境さ。

アンソニーやユタ・ジャズのジョー・イングルスのように、NBA再開に複雑な気持ちを持っている選手も少なくないだろう。

NBAはそういった選手たちのケアにも力を入れるだろうが、彼らにはコートでベストパフォーマンスを発揮し、暗く沈んだ世界を明るく照らしてもらいたいところだ。

アンソニーが所属するブレイザーズは現在ウェスタン・カンファレンス9位。

第8シードはおそらくプレイ・イン・トーナメントで決まることになるだろうが、アンソニーにはブレイザーズを牽引し、プレイオフに導く働きを期待したい。

なお、アンソニーのスタッツは以下の通りとなっている。

–	今季スタッツ	キャリアスタッツ
出場試合数	50	1114
平均出場時間	32.5	35.7
平均得点	15.3	23.6
平均リバウンド	6.3	6.5
平均アシスト	1.6	2.9
平均スティール	0.8	1.0
平均ターンオーバー	1.7	2.6
FG成功率	42.6％	44.8％
3P成功率	37.1％	34.8％
フリースロー成功率	84.3％	81.2％