ジミー・バトラーは狭い場所がお好き?
イースタン・カンファレンス5位でNBAプレイオフに進出したマイアミ・ヒートは、ファーストラウンドで同4位のインディアナ・ペイサーズを、カンファレンスセミファイナルで同1位のミルウォーキー・バックスを、カンファレンスファイナルで同3位のボストン・セルティックスを下すというアップセットを起こし、NBAファイナルに進出した。
NBAファイナルではロサンゼルス・レイカーズに敗れてしまったものの、ヒートにとって大きな収穫があるシーズンだったと言えるだろう。
ヒートの躍進に貢献した選手といえば、やはりジミー・バトラーだ。
バブルという閉ざされた環境でも常にエネルギッシュに活動し、チームメイトたちを牽引したバトラー。
だが、閉ざされた環境はバトラーに適していたのかもしれない。
バトラーのマーケット大学時代の恩師であるバズ・ウィリアムスによると、バトラーは狭いところを好んでいたという。ウィリアムスのコメントをclutchpoints.comが伝えている。
ある日、ジミーが入ってきてこう言ったんだ。
「ヘイ、コーチ。ここに座ってもいいかい?」とね。
彼はドアのところに立ち、クローゼットを指差していた。
私は「ああ、座っていいよ。そこはクローゼットだぞ。なぜロッカールームに座らないんだい?」と言ったものさ。
彼は「ダメだよ。ここでいい。僕はここに座る」と言っていたよ。
人々はバブルの話をしていた。
彼はバブルについて気にしていなかっただろうね。
パーフェクトだと思っていたんじゃないかな。
飛行機に乗る必要がないし、荷物を詰める必要もないし、ホテルを移動する必要もないよね?
毎日同じ体育館でプレイし、毎日同じベッドで寝るということだよね?
それこそ彼が望むことだ。
彼は残りのキャリアを毎日バブルでプレイするだろう。
閉ざされた空間を好むというバトラーだが、狭い場所で集中力を高めるルーティンを確立しているのかもしれない。
NBAは来季、制限付きながらもファンをアリーナに入れる方向で議論していると報じられている。
バブルのように閉ざされた空間とはならないだろうが、バトラーは再び自身の場所を見つけ、集中力を極限まで高めるだろう。
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