NBA全キャリアをワシントン・ウィザーズで過ごしたジョン・ウォールは、先日のトレードでヒューストン・ロケッツに移籍した。

ウィザーズはロケッツとのトレードでオールスターポイントガードのラッセル・ウェストブルックを獲得したものの、ウォールと共にウィザーズを牽引し続けたブラッドリー・ビールがリーダーとして選手たちをまとめることになるだろう。

それを誰よりも理解し、期待しているのは、ウォールなのかもしれない。

NBCSWashingtonの記者によると、ウォールは元相棒のビールに「これは君のフランチャイズだ。フランチャイズの男になれ」とエールを送ったという。

John Wall said he told Bradley Beal when they said goodbye: “This is your franchise. Go be that franchise guy.”

— Chase Hughes (@chasedcsports) December 6, 2020

（ワシントンにいないのは）現実ではないような感じだ。

全員に別れを告げ、僕のリスペクトを示した。

僕の心はいつもワシントンにある。

だが、今の僕が集中しているのはヒューストンでオールスターになることだ。

ウォールのトレード先であるロケッツはウェスタン・カンファレンスのチームであるため、イースタン・カンファレンスのワシントン・ウィザーズと対戦する機会は少ない。

だが、再会した際には互いに成長した姿を見せ、熱いバトルを繰り広げるだろう。

なお、ウォールとビールのNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。

–	J・ウォール	B・ビール
出場試合数	573	545
平均出場時間	35.9	34.6
平均得点	19.0	21.0
平均リバウンド	4.3	4.0
平均アシスト	9.2	4.0
平均スティール	1.7	1.1
平均ターンオーバー	3.8	2.3
FG成功率	43.3％	45.2％
3P成功率	32.4％	38.0％
フリースロー成功率	78.1％	80.7％