ラジョン・ロンドが若かりし日のデリック・ローズについて「ワンマンファストブレイクだった」
ミネソタ・ティンバーウルブズのベテランポイントガード、デリック・ローズは、シカゴ・ブルズに所属していたNBAキャリア序盤、圧倒的な爆発力を持つプレイヤーとして多くのディフェンダーたちに困難をもたらしていた。
だが、NBA最年少MVPに輝いた後にブルズと5年9480万ドル、アディダスと14年2億5000万ドルの大型契約を結んで迎えた2011-12シーズン、ローズは度重なる怪我に苦しめられると、プレイオフで左膝の前十字靭帯を断裂。
その後も右膝半月板断裂などで難しいNBAキャリアを強いられるようになった。
もしローズが大きな怪我なくNBAキャリアを送ることができていれば、今頃どれほどのプレイヤーになっていたのだろうか?
MVP時代のローズと何度も対戦したラジョン・ロンドによると、当時のローズは別格であり、他に比較できるプレイヤーはいないという。
ロンドはかつてのローズについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
彼をディフェンスするのは簡単ではなかったから、他のチームは彼のドライブを防ぐためにペイントエリア内を固めたんだ。
だが、彼を確実に止める戦術ではなかった。
彼はそれでもドライブしてきて、皆を飛び越えていったんだ。
ものすごく爆発力があった。
間違いなくワンマンファストブレイクだったよ。
ロンドとローズはほぼ同じ時代を生き、タフなNBAで戦ってきた。
それゆえにロンドのローズに特別な思いを持っているのかもしれない。
彼らにはいつの日か対談し、昔話に花を咲かせてもらいたいところだ。
なお、ローズの前十字靭帯断裂前のスタッツとNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 前十字靭帯断裂前 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 279 | 597 |
平均出場時間 | 36.8 | 32.5 |
平均得点 | 21.0 | 18.8 |
平均リバウンド | 3.8 | 3.4 |
平均アシスト | 6.8 | 5.6 |
平均スティール | 0.9 | 0.8 |
平均ターンオーバー | 2.9 | 2.6 |
FG成功率 | 46.4% | 45.6% |
3P成功率 | 31.0% | 30.4% |
フリースロー成功率 | 81.5% | 82.6% |
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