ヒートのジョン・ウォール獲得計画は実現しない?
元NBAオールスターポイントガードのジョン・ウォールは、今季開幕前にヒューストン・ロケッツと試合に出場しないことで合意した。
ロケッツはウォールをトレードで放出し、見返りを得ることを狙っているというが、ウォールの大型契約と怪我の歴史が足かせとなり、トレードを実現させることができていない。
一方、ポイントガードのポジション強化を必要としているマイアミ・ヒートは、ロケッツがウォールをバイアウトで放出すれば獲得に動くと報じられている。
だが、ヒートが少なくとも今季中にウォールを獲得することはないのかもしれない。
clutchpoints.comによると、ウォールが来季までの9100万ドルを放棄することはなく、バイアウトの見通しは立っていないため、ヒートがウォールを獲得できる可能性は極めて低いという。
ウォールの来季の契約はプレイヤーオプションとなっている。
ウォールはオプションを破棄し、他のNBAチームと契約することができるが、現時点ではオプションを行使し、来季のサラリーを確保する可能性が高いという。
ヒートはウォールの契約を引き受ければ、トレードでウォールを獲得することができる。
だが、ウォールの契約内容と怪我の歴史を考えると、ヒートにとってリスクが高いトレードとなるだろう。
いずれにせよ、ウォールが今季中にNBAゲームに復帰する可能性は極めて低いと言えそうだ。
なお、ウォールの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2020-21 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 40 | 613 |
平均出場時間 | 32.2 | 35.6 |
平均得点 | 20.6 | 19.1 |
平均リバウンド | 3.2 (キャリアワースト) | 4.3 |
平均アシスト | 6.9 (キャリアワースト) | 9.1 |
平均スティール | 1.1 (キャリアワースト) | 1.7 |
平均ターンオーバー | 3.5 | 3.8 |
FG成功率 | 40.4% (キャリアワースト) | 43.1% |
3P成功率 | 31.7% | 32.3% |
フリースロー成功率 | 74.9% | 77.9% |
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