近年のNBAではアウトサイドシュートを主体としたゲームが主流になっているが、クリーブランド・キャバリアーズはサイズがあるロスターを構築し、インサイドに強みを持つNBAチームとして戦っている。

それが功を奏したのか、キャブスは現在30勝20敗と絶好調。

だが、キャブスのバスケットボールの本質はサイズではなく、ボールムーブメントにあるのかもしれない。

元NBAオールスターのケビン・ラブによると、キャブスは全員が互いを信頼し、自由なバスケットボールを楽しんでいるという。

ラブはキャブスについて次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。

僕たちは最も富を共有しているチームかもしれないね。

美しい。

僕たちには繋がりがあるし、あと1本パスを回すことを信頼している。

正しいプレイをするために皆を信頼し、すべてに大きな意図があることを全員が理解している。

それによって皆が自由にプレイできているんだ。

キャブスのフロントオフィスは今のロスターのケミストリーに信頼を置いている。

そのため、トレードでロスターを補強する場合はケミストリーに悪影響を及ぼさないかを最重要視するという。

レブロン・ジェイムス移籍後はNBAプレイオフから遠ざかっていたものの、ようやく光が見え始めたキャブス。

果たしてここからNBAタイトルコンテンダーとなり、王朝を築くことができるだろうか？

なお、ラブの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	2021-22	NBAキャリア
出場試合数	41	779
平均出場時間	21.6	31.2
平均得点	14.2	17.8
平均リバウンド	7.2	10.8
平均アシスト	2.1	2.4
平均スティール	0.3 （キャリアワーストタイ）	0.7
平均ターンオーバー	1.3	1.9
FG成功率	43.9％	44.2％
3P成功率	40.8％	37.3％
フリースロー成功率	87.3％	83.0％