ジョエル・エンビードがシクサーズとの最初の延長契約について「クレイジーだった」
2014年のNBAドラフト3位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したジョエル・エンビードには、チームをNBAチャンピオンに導くスーパースターへの成長が期待されていた。
だが、最初の2シーズンは怪我により全休。
NBAデビューとなった2016-17シーズンも怪我のマネジメントなどでわずか31試合の出場にとどまり、当時はエンビードの未来に疑問を感じていたファンも少なくなかった。
だがシクサーズはエンビードの未来を信じ、2017年夏にエンビードに5年の延長契約をオファー。
エンビードによると、試合に出場することができずにいたにも関わらずシクサーズから5年の延長契約のオファーをもらった時は、ただただ驚いたという。
エンビードは当時を振り返り、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
(延長契約のオファーをもらった時)「何を言っているんだ?」という感じだった。
僕は3年で3試合しかプレイしていなかったからね。
僕は自分のことをまったく信じることができなかったんだ。
彼(エージェント)は契約の詳細を詰め始めたが、僕は気にしていなかった。
僕は「ギャラはいくらだ?正気ではないから、いくらでも契約してやる」という感じさ。
彼らは31試合しかプレイしていなかった僕に1億5000万ドルの契約をオファーしたんだ。
「彼らはクレイジーだ」と思ったよ。
NBAドラフト上位で指名されながらも、怪我でキャリアを失ってしまった選手は少なくない。
当時のエンビードにもその懸念があったため、シクサーズにとって延長契約のオファーはある意味賭けだったのかもしれない。
だが、シクサーズは賭けに勝利し、エンビードはNBAを代表するスーパースターのひとりに成長した。
エンビードは当時、シクサーズのフロントオフィスの決断に驚くと同時に信頼を強めたことだろう。
なお、エンビードのNBAデビューシーズンと今季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2016-17 | 2021-22 |
---|---|---|
出場試合数 | 31 | 58 |
平均出場時間 | 25.4 | 33.4 |
平均得点 | 20.2 | 29.8 |
平均リバウンド | 7.8 | 11.3 |
平均アシスト | 2.1 | 4.3 |
平均スティール | 0.9 | 1.1 |
平均ブロックショット | 2.5 | 1.4 |
平均ターンオーバー | 3.8 | 3.0 |
FG成功率 | 46.6% | 48.7% |
3P成功率 | 36.7% | 35.9% |
フリースロー成功率 | 78.3% | 82.2% |
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