シャキール・オニール「コービー・ブライアントはエイリアンのようだった」
シャキール・オニールとコービー・ブライアントは、ロサンゼルス・レイカーズをスリーピートに導いたNBA史上最も偉大なデュオの1組だ。
レイカーズでの晩年は確執が取り沙汰され、最終的に決別してしまったが、オニールは当時からブライアントを高く評価し、認めていたようだ。
オニールによると、ブライアントに奮起を促すためにわざと彼をイライラさせていたという。オニールのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
彼はエイリアンのようだった。
18歳の時の彼はロッカールームでドリブルとシュートの練習をしていた。
ボールなしで1時間だ。
すると、コート上での練習で同じ動きをする。
彼は史上最高の選手になることだけを目指していた。
僕は最も支配力ある選手になることだけを目指していた。
時にはたくさんのことを犠牲にしなければならない。
彼はそうした。
彼はトレーニングに専念していたんだ。
僕は彼のトレーニングメニューをすべて知っていた。
(イライラさせるために)いつも彼のスイッチを押したものだ。
そうすることで彼がどうなるか分かっていたからね。
僕が同じようなことをされたら、必死に勝ちを狙いにいく。
だから、僕は彼のスイッチをいつも押した。
人々は僕たちが互いに嫌っていたと思っていた。
違う。
それが僕であり、僕のリーダーシップのスタイルだった。
彼をより高いレベルでプレイさせるためにそうしたんだ。
「このチームは君のチームではない。僕のチームだ、リトルマン。君はコービーかもしれないが、僕はシャックだ」という感じさ。
ブライアントは誰よりも負けるのを嫌い、常にハードワークしていた。
オニールはブライアントの本質を理解し、発破をかけたというが、NBA史上最高の選手を目指していたブライアントにとってこのうえないモチベーションになったに違いない。
なお、レイカーズがNBA3連覇を達成した当時(1999~2002シーズン)のブライアントとオニールのスタッツは以下の通りとなっている。
– | K・ブライアント | S・オニール |
---|---|---|
出場試合数 | 214 | 219 |
平均出場時間 | 39.1 | 38.7 |
平均得点 | 25.4 | 28.6 |
平均リバウンド | 5.9 | 12.4 |
平均アシスト | 5.1 | 3.5 |
平均スティール | 1.6 | 0.6 |
平均ブロックショット | 0.7 | 2.6 |
平均ターンオーバー | 2.9 | 2.8 |
FG成功率 | 46.7% | 57.5% |
3P成功率 | 29.4% | 0% |
フリースロー成功率 | 83.5% | 52.9% |
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