懸賞金がかけられたエネス・カンター・フリーダム「すごく危険な状況」
元NBA選手のエネス・カンター・フリーダムはトルコのエルドアン大統領を「独裁者」と批判したことにより、トルコ政府から指名手配されている。
そのカンター・フリーダムが、トルコ政府から50万ドルの懸賞金をかけられたと報じられた。
現在ワシントンで暮らしているカンター・フリーダムによると、トルコ政府が彼に50万ドルの懸賞金をかけたことは1週間前に知ったという。
カンター・フリーダムは懸賞金をかけられたことについて、次のようにコメント。nypost.comが伝えている。
すごく危険な状況になった。
懸賞金がかけられる前は、トルコの諜報機関がリストに掲載されている人間を追っていた。
だが、今は誰もが賞金目的で追えるようになったんだ。
僕がプラットフォームを通して何か言うことを、トルコ政府は嫌っている。
彼らはすごくうんざりしていて、「もう十分だ」と言った。
彼らは僕を黙らせるためにあらゆる手段を尽くしているんだ。
僕は24時間365日守られている。
そのリストに載っているのは僕だけではない。
だからこそ、(リストに載っている他の人々のために)こうやって話しているんだ。
たくさんのジャーナリスト、活動家、アスリートが載っているが、彼らは僕ほど有名ではない。
つまり、簡単にターゲットにされてしまう。
彼らはひとりでいるんだ。
スイス生まれでトルコ育ち、現在はアメリカ国籍を持つカンター・フリーダムは、これまでトルコ政府や中国、中国と関係を続けるNBA、ナイキなど強大な権力を握る機関を批判し続けてきた。
カンター・フリーダムによると、NBAはそれを嫌って彼をバンしているというが、生きる世界が狭くなりつつあるカンター・フリーダムの今後が心配されるところだ。
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