ラッセル・ウェストブルックの偉大な人間性を象徴するエピソードとは?
先日のトレードでロサンゼルス・レイカーズからユタ・ジャズに移籍したラッセル・ウェストブルックは、レイカーズ在籍期間を通してさまざまな批判を浴び続けた。
その影響はウェストブルックの家族にも及んだというが、ウェストブルックと同じNBAチームでプレイした選手たちから悪い話はほとんど聞こえてこない。
ここ数年のウェストブルックはコート上では素晴らしい結果を残していないかもしれないが、ウェストブルックの過去を知れば、多くのNBAファンはウェストブルックに対する見方を変えるだろう。
fadeawayworld.netによると、ウェストブルックは高校時代のチームメイトであり親友のケルシー・バーズが心肥大で他界した時、バーズの死を悼んだだけでなく、バーズに代わって家族の世話もしていたという。
NBA入りが期待されていたバーズが若くして他界した後、ウェストブルックはバーズのイニシャルと背番号がプリントされたゴム製のリストバンドをシューティングハンドにつけてプレイ。
また、ウェストブルックのシグネチャーシューズには、片方のシュータンに「RIP」、もう片方のシュータンに「KB3」とプリントされたモデルもある。
ウェストブルックはバーズの家族を気遣い、UCLAに進学するまでバーズの祖母の家で家事を手伝った。
それだけでなく、バーズに代わって彼の妹の髪を週に1回切っていた。
バーズの妹はそれ以降、ウェストブルックをもうひとりの兄として慕っているという。
仲間を助けるためなら犠牲をいとわず、間違っていることに対しては毅然とした態度で立ち向かっていくウェストブルック。
彼がもっと認められ、コートで拍手喝采を浴びる日が来ることを祈るばかりだ。
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