ダーク・ノビツキーがMVP受賞を振り返る「恥ずかしかった」
ダーク・ノビツキーはNBA史上最も偉大な選手のひとりだ。
MVP、ファイナルMVP、14度のNBAオールスター出場が、ノビツキーがいかに偉大な選手だったかを物語っていると言えるだろう。
だが、ダラス・マーベリックスがNBAプレイオフ・ファーストラウンドで敗退したことにより、ノビツキーはMVP受賞を心から喜べなかったようだ。
ノビツキーはMVP受賞当時を振り返り、次のようにコメント。larrybrownsports.comが伝えている。
恥ずかしかった。
僕はあの都市とチームをがっかりさせてしまった。
僕のことを誰も知らないどこかに行き、休みたかった。
すると、NBAから電話がかかってきたんだ。
「そこにいてくれ。君はMVPを受賞する可能性がある」と言われた。
僕は「他の選手に与えてくれ」と言ったのを覚えている。
僕はまだショックから立ち直ることができず、受賞することが恥ずかしいと思っていたんだ。
当時のマブスはレギュラーシーズンで67勝15敗、勝率81.7%と圧倒的な強さを誇り、ウェスタン・カンファレンス首位でNBAプレイオフに進出。
だが、NBAファーストラウンドで第8シードのゴールデンステイト・ウォリアーズに歴史的な敗北を喫し、早々に姿を消した。
ノビツキーによると、今はMVPを受賞したことを嬉しく思っているものの、当時は「キャリアの中で最も不快な瞬間のひとつ」だったという。
それ以降、個人賞を勝ち取ることに興味を持たなくなったというノビツキー。
経験に基づく彼の言葉は、個人賞を切望しているNBA選手たちにとって金言となるに違いない。
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