悲願のMVP受賞のジョエル・エンビード「可能性が低いことは不可能を意味するのではない」
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、キャリアを通して初めてレギュラーシーズンMVPを受賞した。
過去数年はMVP最有力候補に挙がりながらも、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチを上回れなかっただけに、エンビードにとってまさに念願叶っての受賞だったことだろう。
エンビードによると、自分が信じた道をひたすら歩き続ければ、どんなことでも実現し得るという。エンビードのコメントをESPNが伝えている。
僕のように15歳でバスケットボールを始めた男がリーグのMVPに選出されるチャンスを得る可能性は、おそらくゼロだ。
アフリカでこのようなチャンスを得る機会はほとんどない。
ただ、重要なのは「可能性が低いことは不可能を意味するのではない」ということだ。
自分を信じ、懸命に歩き続ければ、どんなことだって起こり得るんだ。
チャンピオンになることが最も重要であり、僕たちにはそのチャンスがある。
僕は競い合う気持ちが強い。
すべてを勝ち取りたいんだ。
手に入れられるものはすべて手に入れたい。
僕の周りにいる人々は、僕がそう思っていることを知っている。
バスケットボールであろうと、人生の中のゲームであろうと関係ない。
僕はすべてを勝ち取りたい。
一番になりたいんだ。
今季のエンビードはMVPへのスタンスを少し変え、「個人の賞は気にしない。NBAタイトルを獲得することだけを見ている」と常々語っていた。
だが、エンビードによると、MVPを切望していたのは間違いなく、MVPレースの議論で気が散るのを嫌い、そう話していたという。
シクサーズは現地3日に行われたボストン・セルティックスとのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第2戦を落とし、シリーズを1勝1敗のタイに戻された。
復帰初戦のエンビードは十分なパフォーマンスを見せることができなかったが、心強いファンが待つホームの第3戦と第4戦は支配力あるパフォーマンスを披露し、MVP選手としての存在感を見せつけるに違いない。
なお、エンビードのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第2戦のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第2戦 |
---|---|
出場時間 | 26 |
得点 | 15 |
リバウンド | 3 |
アシスト | 0 |
スティール | 0 |
ブロック | 5 |
TO | 3 |
FG成功率 | 44.4% (4/9) |
3P成功率 | 0% (0/2) |
FT成功率 | 87.5% (7/8) |
+/- | -23 |
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